「ほうれん草の選び方・保存・レシピまとめ」元青果担当が厳選した10の知恵

ほうれん草は、一年を通してスーパーに並ぶ身近な野菜ですよね。

おひたしや胡麻和えなど定番の食べ方がある一方で、「選び方」や「正しい茹で方」については意外と知らないことが多いのではないでしょうか。

この記事では、元青果担当の筆者がこれまでに書いてきたほうれん草に関する記事を10本まとめました。

選び方から下処理、保存法、おすすめレシピまで、気になるところからぜひ読んでみてください。

新鮮でおいしいほうれん草の「選び方」

スーパーでほうれん草を手に取るとき、なんとなく見た目で選んでいる方も多いかもしれません。

実は、「葉先」「軸」「色」の3つをチェックするだけで、鮮度の良いほうれん草を見抜くことができます。

葉先にハリがあってしなびていないもの、軸がまっすぐ伸びていて折れていないものが良品のサインです。

また、葉の色が濃い緑色であることも大切なポイント。黄色っぽくなっているものは、鮮度が落ちている可能性があります。

買い物のときにこの3点を意識するだけで、おいしいほうれん草に出会えるはずです。

根元の「泥」をキレイに洗う方法

ほうれん草の根元には泥が入り込んでいることがありますよね。

つい根元をバッサリ切り落としたくなりますが、実はピンク色の部分には甘みがあり、食べられる部分なんです。

おすすめの方法は、根元をほんの1〜2ミリだけ切り落とすこと。

こうすることで葉がバラバラにほぐれて、根元に入り込んだ泥が流水で落ちやすくなります。

おいしい部分を残しながら、しっかり泥を洗い流せる方法です。

ほうれん草の「正しい茹で方」

ほうれん草を茹でるとき、「水から入れる? お湯から入れる?」と迷ったことはありませんか。

正解は「お湯から」です。

水から茹でると葉がくたっとして、食感も風味も落ちてしまいます。

もうひとつ大事なのが、茹でる前に切らないこと。丸ごとの状態で茹でることで、水っぽくならず旨みも逃げにくくなります。

茎を先にお湯に入れて約30秒、そのあと葉を入れてさらに30秒。合計約1分で引き上げて冷水で色止めすれば、シャキシャキの食感と鮮やかな色を両立できます。

▶ 茹で方のコツを詳しくまとめた記事はこちらです。

「ほうれん草は水から茹でない!」元青果担当が教える正しいゆで方とは

ゆで汁を「そのまま流す」のは要注意

ほうれん草を茹でたあと、熱いゆで汁をそのままシンクに流していませんか。

実はこれ、塩化ビニル製の排水管を劣化・変形させる原因になることがあります。

対策はとてもシンプルで、冷水を張ったボウルにゆで汁を注いで温度を下げてから流すだけ。

そのボウルを、ほうれん草の冷水さらし(色止め)にそのまま使い回すこともできるので、手間もほとんど増えません。

▶ ほうれん草に限らず、茹で汁の扱いについてはこちらの記事が参考になるかと思います。

「ほうれん草をゆでた後、ゆで汁どうしてる?」実は”そのまま流す”は危険です

鮮度を保つ「立て保存」のコツ

買ってきたほうれん草を、袋のまま冷蔵庫に入れていませんか。

スーパーで売られているほうれん草の袋は上部が開いているものが多く、そのままだと水分が蒸発して葉がすぐにしなびてしまいます。

鮮度を長持ちさせるポイントは、袋の口を折りたたんでテープで閉じること。

たったこれだけのひと手間で、乾燥を防いで鮮度が保たれます。

さらに、冷蔵庫では立てて保存するのが基本。はだか売りのほうれん草は、新聞紙で包んでからポリ袋に入れると効果的です。

▶ 使い切れないときの救済レシピも含めて、こちらの記事で詳しく紹介しています。

「ほうれん草は立て保存して!」鮮度が長持ちするってホント?

しなしなになったほうれん草を「復活」させる方法

冷蔵庫で数日経って、ほうれん草がしなしなになってしまった経験はありませんか。

そのまま処分するのは、ちょっと待ってみてください。ぜひ試していただきたい方法があります。

やり方は、ボウルに常温の水道水を張って、しなしなのほうれん草を約1時間浸すだけ。

冷水でも温水でもなく「常温」がポイントです。

ただし、復活したほうれん草は保存には不向きなので、その日のうちに使い切るようにしてください。

▶ 詳しい手順はこちらの記事をご覧ください。

「ほうれん草が”しなしな”」←「捨てないで!」ピンと復活する裏ワザ

ここからは、ほうれん草を使ったおすすめレシピを4品ご紹介します。どれも簡単に作れるものばかりです。

【レシピ】ほうれん草の卵とじ

ほうれん草といえばおひたしが定番ですが、いつもの醤油味に飽きたら、ぜひ試していただきたいのが卵とじです。

卵と一緒にごま油で炒めるだけで、ぐっと満足感のある一品になります。

味つけは鶏ガラスープの素だけでOK。卵は半熟で止めるとふんわり仕上がります。

ごま油の脂質が脂溶性ビタミン(A・E)の吸収を助けてくれるので、栄養面でも理にかなった食べ方です。

卵のタンパク質も同時に摂れるので、忙しい日の副菜にぴったりではないでしょうか。

【レシピ】ほうれん草ののりクリームチーズ和え

「ほうれん草に合う味つけ、醤油以外で何かないかな」と思ったことはありませんか。

そんなときにおすすめなのが、クリームチーズ(20g)と海苔の佃煮(小さじ1)で和えるだけの簡単レシピです。

材料はたった3つ。和と洋が調和したやさしい味わいで、ごはんのおかずにもおつまみにも合います。

クリームチーズの脂質が脂溶性ビタミン(A・K)の吸収を助けてくれるのも嬉しいポイントです。

少ない材料で手軽に作れる、おひたしの次の定番になりそうな一品です。

【レシピ】ほうれん草とひじきのごまマヨ和え

「またおひたし?」と家族に言われてしまうこと、ありませんか。

そんなマンネリを打破してくれるのが、ほうれん草・乾燥ひじき・人参を、マヨネーズ+すりごま+砂糖+醤油のたれで和えるレシピです。

マヨネーズのコクとすりごまの香ばしさ、人参の彩りが加わることで、おひたしとはまったく違う満足感のある味わいになります。

ポイントは、ほうれん草の水気をしっかり絞ること。これを怠ると味がぼやけてしまいます。

食育講座でも好評だったレシピで、ひじきの鉄分も一緒に摂れるのが嬉しいところです。

【レシピ】ほうれん草と豆腐の白和え

最後にご紹介するのは、豆腐を使った「ほうれん草と人参の白和え」です。

豆腐をホイッパーでなめらかにして、すりごま・醤油・砂糖で味つけし、茹でたほうれん草と人参を和えます。

豆腐のタンパク質、ほうれん草のビタミンA・鉄分、人参のβカロテン、ごまの食物繊維・ビタミンEと、一品で栄養バランスがしっかり整います。

冷やすと味がなじむので、作り置きの副菜としても重宝します。

やさしい味わいで、幅広い世代に喜ばれるレシピです。

まとめ

今回は、ほうれん草に関する記事を10本まとめてご紹介しました。

  • 選び方:葉先・軸・色の3点チェックで鮮度を見抜く
  • 洗い方:根元は1〜2ミリだけ切ってほぐし洗い
  • 茹で方:お湯から、丸ごと、茎と葉の時差茹で
  • ゆで汁:熱いまま流さず、冷ましてから排水
  • 保存:袋を閉じて立て保存。しなしなは常温水で復活
  • レシピ:卵とじ・のりクリチ和え・ひじきごまマヨ和え・白和え

どれもちょっとしたコツや工夫で、ほうれん草をもっとおいしく、もっと長持ちさせることができます。

気になった記事があれば、ぜひそちらも読んでみてくださいね。

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