残ったツナ缶、どう保存する?「缶のままはNG」ただしい保存法とは?

料理に半分だけ使ったツナ缶、残りをどうするか迷ったことはありませんか。ラップをふわりとかけて、そのまま冷蔵庫に入れている方も多いのではないでしょうか。

実は、開けたツナ缶は缶のまま置かないほうが安心なんです。缶詰は日持ちする食品というイメージがありますが、それはふたが閉じたままの状態での話なんですね。

今回は残ったツナ缶の保存方法を、3つのステップでご紹介します。使い切れないときの冷凍のしかたや、未開封の缶の置き場所まであわせてお伝えしますね。

開けたツナ缶、缶のまま冷蔵庫に入れていませんか

サラダにひとつまみ、和えものに少しだけ。ツナ缶は少量ずつ使うことが多い食材です。

そのぶん、中途半端に残ってしまいがちですよね。忙しいときほど、缶のままラップをかけて冷蔵庫の奥へ、ということになりやすいと思います。

ただ、開けたあとは中身を別の容器に移してから冷蔵庫に入れるのが、いちばん安心な方法です。

理由は2つあります。順番にお話ししますね。

缶のまま置かないほうがいい2つの理由

缶のふたを開けた直後のツナ缶 ふたの切り口が見えている

ひとつめは、ふたを開けると傷みやすくなること。

ふたを開けた時点で中身が外の空気に触れるため、それまでの状態とは変わってしまいます。

公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会も、缶詰について「ふたを開けてしまうと、外から微生物などが入るために、中身の種類によって腐りやすくなります」と説明しています。

そのうえで、使い残した場合はガラスや陶器、プラスチックなどの容器に入れ替えて冷蔵庫に入れるよう案内しています。

缶詰が長く常温で置いておけるのは、中身を詰めて密封したあとに加熱してあるからです。開けたあとは、作り置きのお惣菜と同じように考えていただくと分かりやすいと思います。

もうひとつは、切り口で手を切ることがあること。

私が手に取ったツナ缶のふたには、「切り口で手を切らない様、取り扱い注意」という表示がありました。あけ方の説明と一緒に、小さな文字で書かれていることが多いので、お手元の缶も見てみてくださいね。

開けたあとの缶のふちは、思っている以上に鋭くなっています。冷蔵庫の中でほかの食材と重なったり、奥のものを取ろうとして手が触れたりすると、思わぬけがにつながることがあります。

移し替えは、この心配をなくすためでもあるんです。

残ったツナ缶の保存は3ステップ

保存の3ステップ 缶から保存容器へ油ごと移して冷蔵庫に入れる流れ

やることは、とても簡単です。

  1. ふたを完全に外し、切り口に触れないように中身を出す
  2. 保存容器に、油(水煮ならスープ)ごと移す
  3. ふたをして冷蔵庫へ入れ、できるだけ早めに使い切る

たったこれだけです。

ポイントは2つめの「油ごと移す」ところです。汁気を切って身だけを移すと、表面が空気に触れて乾きやすくなります。汁ごと移しておけば身が浸かった状態のままなので、その心配がありません。

保存容器は、ふたがしっかり閉まるものであれば、ガラスでもプラスチックでもかまいません。わが家では、小さめの保存容器を使っています。

ここだけ覚えてください
缶から出す → 汁ごと容器へ → ふたをして冷蔵庫。この3つだけで、けがの心配も乾きも防げます。

使い切れないときは小分けにして冷凍

冷蔵庫に入れても、数日で使い切るのが難しいこともありますよね。

わが家では、そういうときは1回分ずつ小分けにして冷凍しています。

やり方はこうです。ラップを広げて、1回分のツナを平たくのせます。空気が入らないように包んで、冷凍用の保存袋にまとめて入れておきます。

平たくしておくと、使いたいときに必要なぶんだけ折って取り出せますし、解凍も早く進みます。

使うときは、前の晩に冷蔵庫へ移しておくと扱いやすいです。炒めものやスープなど加熱する料理であれば、凍ったまま加える方法もあります。

冷凍したツナは、解凍すると食感が少し変わるように感じています。そのままサラダにのせるよりは、炒めものやスープなど火を通す料理に使うほうが向いていますよ。

未開封のツナ缶は冷蔵庫に入れなくて大丈夫

未開封のツナ缶 ふたに書かれた取り扱い注意の表示

ここまで開けたあとの話をしてきましたが、開けていない缶は常温で保存できます

直射日光が当たらず、高温多湿にならない場所であれば大丈夫です。台所の棚や、シンク下の収納でもかまいません。

冷蔵庫に入れる必要はありませんので、そのぶん庫内の場所を空けられます。買い置きが多い方には、ちょっとうれしいところではないでしょうか。

缶が膨らんでいるもの、大きくへこんでいるもの、サビが出ているものは避けたほうが安心です。中の状態が変わっている可能性があります。

失敗しないためのコツ・注意点

移す容器は小さめを選ぶ

大きな容器に少量を入れると、空気に触れる面が広くなります。中身の量に合った、小さめの容器のほうが向いています。

汁気は捨てずに一緒に入れる

先ほどもお伝えしたとおり、油やスープごと移すと身が乾きにくくなります。料理に使うときに汁気を切れば十分です。

開けた日をメモしておく

保存容器に移すと、いつ開けたものか分からなくなりがちです。マスキングテープに日付を書いて貼っておくと、迷わずに済みます。

そもそも残さないサイズを選ぶ

いちばん確実なのは、使い切れる量の缶を買うことです。

日本缶詰びん詰レトルト食品協会も「なるべく全部使いきれる缶を選びたいものです」と案内しています。

小容量のツナ缶も出ていますので、ひとり分やふたり分のお料理が多い方は、そちらを選ぶ手もありますよ。

まとめ

ツナ缶の保存 おさらい
  • 開けたツナ缶は、中身を別の容器に移して冷蔵庫に入れる
  • 移すときは、油やスープごと。ふたをして早めに使い切る
  • 使い切れないぶんは、1回分ずつ小分けにして冷凍しておく
  • 開けていない缶は、直射日光と高温多湿を避けた常温で保存できる

ツナ缶は買い置きしやすく、あと一品というときに助けてくれる食材です。

残ったぶんの置き場所を少し変えるだけで、最後まで気持ちよく使い切れます。次に半分だけ使ったときは、ぜひ容器に移してみてくださいね。

最新記事一覧

関連記事