「せっかくパスタを茹でたのに、麺同士がくっついてしまった…」
そんなお悩み、実はとても多いんです。

なめらかでモチモチのパスタを楽しむには、いくつかの“基本のコツ”を押さえておく必要があります。料理研究家が教えてくれた「くっつき防止のポイント」と「正しい茹で方」、ぜひチェックしてみてください。
■ パスタがくっつく主な原因とその理由
◎ 原因①:お湯の量が少ない
パスタを茹でる際、お湯の量が少ないと、麺が鍋の中で自由に動けず、互いに触れたままの状態になります。その結果、表面のデンプンが糊のようになってくっついてしまうのです。
目安は100gのパスタに対して水1リットル以上。鍋も大きめを選びましょう。
◎ 原因②:沸騰していないお湯に入れてしまう
水が十分に沸騰していない状態でパスタを入れると、温度が低くて麺の表面がうまく締まりません。そのため、デンプンがどんどん溶け出し、他の麺とくっつきやすくなります。
ブクブクと泡立つほどしっかり沸騰してから投入しましょう。
◎ 原因③:かき混ぜない
パスタを鍋に入れてからすぐの1〜2分は、特にくっつきやすいタイミング。この間にかき混ぜないと、麺が重なって固まってしまいます。
鍋に入れたらすぐ、そして1分おきに軽く混ぜるのが理想です。
■ くっつきにくくなる、正しいパスタの茹で方(料理研究家おすすめ)
パスタがくっつかないようにするには、次のような正しい茹で方を守ることがポイントです。
基本の手順:
1)大きめの鍋にたっぷりの水(パスタ100gにつき水1リットル以上)を入れて、強火にかけます。

2)沸騰したら塩を加えます(目安:水1Lに対して塩小さじ1)。
3)塩が溶けたら、パスタを鍋に入れます。入れたらすぐに箸やトングで軽く混ぜます。

4)最初の1〜2分は特にくっつきやすいので、1分おきにやさしく混ぜてください。

5)表示された茹で時間通りにゆで、硬さを確認して湯切りします。

6)湯切り後は、すぐにソースと絡めるか、オリーブオイルを少量からめておくと◎。

■ 茹であがったパスタをもっと美味しく保つには?

水気を切りすぎないこと
水気を完全に飛ばすと、麺が乾いてパサつきます。軽く湯切りする程度にしておきましょう。
オイルやソースですぐに絡める
茹でた直後が一番美味しいタイミング。ソースがまだできていない場合は、オリーブオイルをからめておくだけでも違います。
■ まとめ:くっつかないパスタのためのポイント

- たっぷりのお湯でゆでる(100gにつき1L以上)
- 塩を加える(1Lに対し小さじ1)
- 沸騰してから入れる
- 最初の2分はしっかり混ぜる
- 茹でたらすぐにソースやオイルと絡める
パスタがくっつく悩みは、実はちょっとしたコツで防げます。今日からぜひ、美味しいパスタ生活を楽しんでみてくださいね。