秋が訪れると、さつまいもが旬を迎えますね。
スーパーの店頭には、紅はるかや鳴門金時、安納芋など、さまざまな種類のさつまいもが並びます。
それぞれの品種には独自の甘みや食感があり、多くの方が楽しんでいることでしょう。
しかし、時には選んではいけないさつまいもが存在することもあります。
その一つが、芽が出たさつまいもです。
元スーパーの青果担当者として、その理由と「芽が出たさつまいもは食べてもいいのか?」をお伝えします。
芽が出たさつまいもは購入しない方がいい理由
さつまいもに芽が出ているのを見かけたことはありませんか?
実は、さつまいもは環境が整うと自然と芽を出し始めます。
この芽は、さつまいも自体の栄養を使って成長しているのです。
つまり、芽が出ているということは、そのさつまいもが栄養を一部失い始めている証拠でもあります。
芽が出たまま放置すると、さらに芽が成長し、さつまいも全体の品質が落ちてしまいます。
長期間保存することも難しくなるため、芽が出ているさつまいもは避けた方が無難です。
芽が出たさつまいも、食べても大丈夫?
芽が出たさつまいもを見ると、「食べても大丈夫?」と不安になることがあるかもしれません。
ここで注意が必要なのは、じゃがいもの場合です。じゃがいもの芽にはソラニンという毒素が含まれているため、芽を取り除かずに食べると健康に害を及ぼすことがあります。
しかし、さつまいもの芽にはこのような有害物質は含まれていないため、食べても問題ありません。
ただし、芽自体は食べづらいので、取り除いてから調理するのが良いですよ。
芽が出た場合は、できるだけ早めに調理して食べることをお勧めします。
まとめ
・芽が出たさつまいもは、品質が低下しているので購入は避けましょう。
・食べるなら早めに調理すること
・スーパーで買う前に芽の有無をチェック!
旬の美味しいさつまいもを楽しむために、品質の良いものを選んでみてください。