香りも彩りもよく、ちょっと添えるだけで料理が引き立つ「大葉」。
でも、数枚しか使わずに冷蔵庫でしおれてしまった…という経験はありませんか?せっかく買ったのに使い切れずに捨ててしまうのは、もったいないですよね。
今回は、スーパーの青果担当として働いていた筆者が、「買ったあとにすぐできる」大葉の保存方法をご紹介します。

水に立てて保存することで、しおれた大葉もある程度ハリが戻ることがありますよ。
冷蔵庫で長持ちさせる「水立て保存」とは?

保存のコツは、大葉を水に立てて保存すること。この方法は、私が実際に行っている保存法で、大葉の鮮度を保つのに効果的とされています。
【手順】
1)茎の先端を少しカットする

買ってきた大葉は、まず茎の部分をほんの少しだけ切り落とします。これは切り口から水を吸いやすくするため。乾いた切り口では水分がうまく吸えず、ハリが戻りにくくなります。
2)コップに水を入れ、大葉を立てて入れる

大葉の茎がしっかり水に浸かるように、コップに少量の水を入れて立てておきます。このとき、葉の部分が水に浸からないよう注意してください。
3)ふんわりとラップをかけ、冷蔵庫に入れる

乾燥を防ぐために、コップの上から軽くラップをかけましょう。そのまま冷蔵庫に入れて、半日〜1日ほど放置すれば、しおれた葉にもハリが戻る場合があります。
より長持ちさせたいときは?
この保存法に加えて、毎日水を替えることも大事なポイントです。
水が濁ってくると雑菌が繁殖しやすくなり、かえって傷みやすくなります。

1日1回、コップの水を入れ替えてあげるだけで、鮮度にもよりますが目安としては5日程度、条件が良ければ1週間ほど鮮度を保てることもあります。
まとめ

- 買ってきた大葉の茎を少し切って、水に立てて保存
- 冷蔵庫に入れておけば、しおれた葉にもハリが戻ることがある
- 水を毎日替えることで、鮮度が保ちやすくなる!
「もう使えないかも…」と思っていた大葉も、この方法である程度回復することがあります。また買ってきてすぐの大葉もこの方法で保存すれば、鮮度良くハリがある状態で長持ちしますよ。ぜひ試してみて、無駄なく使い切ってくださいね。
※記載の保存方法は家庭での実践例をもとにした一般的な方法です。食品の状態によっては効果を感じられない場合もありますので、ご自身の判断のもとでご活用ください。