いちごは甘酸っぱい味わいで多くの人々に愛されていますが、非常にデリケートな果物でもあります。
適切な保存方法を知らないと、いちごはすぐに傷んでしまい、美味しさを損なってしまうでしょう。
この記事では、いちごをパックのまま冷蔵庫で保存してはいけない理由、長持ちさせるための正しい保存方法と、時間がないときの簡単な保存方法をご紹介します。
いちごを冷蔵庫にそのまま入れないで!
いちごは非常にデリケートな果物で、取り扱いに注意が必要です。
持ち運び中にダメージを受けやすく、また、購入後パックのまま冷蔵庫に保管することも、いちごが早く傷む要因となります。
その理由を3つご紹介します。
いちごは軽くて食べやすい一方で、衝撃や重さに非常に敏感です。
2層に分かれたパックのいちごでは、上層のいちごの重さで下層のいちごが圧迫され、傷んでしまうことがあります。
収穫直後はまだ大丈夫ですが、時間が経つといちごは柔らかくなり、傷みやすくなります。
特に、上層と下層のいちごが接触する部分は傷みやすいです。
1層パックのいちごはこの問題がありませんが、価格は2層パックよりも高くなります。
いちごの先端は、ヘタに比べて柔らかく、傷みやすいです。
パックと先端が接触しているいちごは、接触していないいちごよりも先端が傷みやすくなります。
パックのまま冷蔵庫に入れると、パックといちごの先端が触れることがあります。
冷蔵庫に保存された大根や人参は表面が乾燥して、しおれてしまうことはありませんか?
いちごも同様に、表面が乾燥しやすいです。
市販のいちごパックは両端が開いているため、冷蔵庫の空気と接触し、いちごが乾燥しやすくなります。
では、いちごはどのように保存すれば良いのでしょうか?では保存方法を解説しますね。
保存の前に、ハズレの「いちご」を買わない方法はご存じですか?
・ハズレの「いちご」を買わない選び方!たった3つのコツを解説
余裕があるときの最適な保存方法
いちごは先端が傷みやすく、また、重ねられたいちごは圧迫されて傷んでしまうことがあります。
これを避けるため、タッパーを使っていちごを保存する方法をお勧めします。
1)タッパーの底にキッチンペーパーを敷いてください。
2)いちごをヘタが下になるように立てて配置します。
いちごが湿っている場合は、水分を拭き取りましょう。また、傷んでいるいちごは除去してください。
3)タッパーの蓋をして、もしくはラップをして冷蔵庫で保存します。
いちごが大きくて蓋が閉まらない場合は、ラップを使ってください。そして、早めにお召し上がりください。
時間が限られているときの簡単保存方法!
「タッパーに移して保存するのは時間がない!」という方もいるでしょう。時間がない方のための簡単で速い保存方法は次のとおりです。
1)いちごのパックを購入したら、先端がパックに触れないように注意してください。
上のいちごの重さで下のいちごが傷むことには目をつむって…。ただし、1層パックのいちごを購入すれば、この心配はありません。
2)いちごのパックをそのままポリ袋に入れてください。
これにより、冷蔵庫の冷気からいちごを守り、鮮度を保つことができます。
この方法なら30秒もかからず保存ができますよ!
いざ食べようとしたときに、いちごは洗った方が良いのか?そのままでも食べて良いのか?迷ったことありませんか?
・いちごは、「洗う?」or「洗わない?」どっちが正解?元スーパーの店員が解説
まとめ
- いちごはデリケートで傷みやすい果物であり、特にパックのまま冷蔵庫に入れると早く傷む。
- いちごパックの上層にあるいちごが下層のいちごを圧迫し、傷みやすくなる。
- いちごの先端部分は特に傷みやすい。
- いちごは表面が乾燥しやすい。
- 最適な保存方法は、タッパーにキッチンペーパーを敷き、いちごを立てて配置する方法。
- 時間がない場合は、いちごのパックをポリ袋に入れて冷蔵庫に入れると、簡単に保存できる。