【スイカの保存決定版】常温・冷蔵・冷凍で1ヶ月長持ち!元青果担当が教える3つの正解

スイカを丸ごと買ったものの、大きすぎて冷蔵庫に入らず困ったことはありませんか。

カットしたスイカをそのまま冷蔵庫に入れて、なんだか食感が悪くなった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

実はスイカは、保存方法をちょっと工夫するだけで、最後までおいしく食べきることができます。

縞模様がくっきりした丸ごとのスイカ 選び方のポイント

今回は元スーパーの青果担当者の視点から、スイカの正しい保存方法を「常温・冷蔵・冷凍」の3パターンに分けて解説します。

やってはいけないNG保存もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

スイカは「追熟しない」買ってすぐが食べごろです

真上から見たスイカのヘタと縞模様の写真

スイカの保存を考えるうえで、まず知っておきたいことがあります。

それは、スイカは追熟しない果物だということです。

バナナやメロンのように、置いておけば甘くなる果物ではありません。

スイカは収穫された時点で完熟しているため、購入したらできるだけ早く食べるのが一番おいしい食べ方です。

「もう少し置いておけば甘くなるかも」と長期保存してしまうと、味も食感も落ちてしまいます。

保存はあくまで「食べきれない分を上手に持たせる」ためのものと考えてくださいね。

▶ 詳しくはこちらの記事で解説しています。
スイカの食べ頃はいつ?買ってすぐ?3日後?1週間後?

スイカの正しい保存方法【常温・冷蔵・冷凍】

スイカの状態によって、ベストな保存方法は変わります。

3つのパターンに分けて、それぞれのコツをご紹介しますね。

① 丸ごとなら「涼しい部屋」で常温保存

段ボール箱で常温保存される丸ごとスイカの写真

丸ごとのスイカは、冷蔵庫に入れず常温で保存するのが基本です。

最適な温度は10〜15℃ほど。直射日光が当たらず、風通しのよい涼しい部屋に置いてください。

私の家では玄関が一番涼しく、温度も安定しているので、よく玄関に置いていました。

夏場で適した場所がない場合は、冷房の効いた部屋でも大丈夫です。

スイカは丸くて転がりやすいので、ダンボールや厚めの新聞紙を敷いておくと、安心して保存できます。

保存の目安は1週間程度。ヘタの切り口がみずみずしいうちが食べごろです。茶色く変色してきたら、できるだけ早めに食べきるようにしましょう。

② カットしたら「ラップ+大皿」で冷蔵保存

切り口にラップを密着させて乾燥を防ぐスイカの保存法

半分や1/4にカットしたスイカは、冷蔵庫の野菜室で保存します。

このとき大事なのが、切り口にラップをぴったり密着させることです。

ラップなしで冷蔵庫に入れると、冷蔵庫の冷気で切り口が乾燥してしまい、シャキッとした食感が損なわれてしまいます。

ラップで包み皿にのせたスイカの冷蔵保存の様子

さらに、ラップで覆ったスイカは、平らな大きめのお皿やトレーにのせて保存するのがおすすめです。

果汁がこぼれても冷蔵庫を汚さずにすみますよ。

保存の目安は2〜3日。カットしたスイカは切り口から劣化が進みやすいので、できるだけ早めに食べきってくださいね。

▶ 半分カットの保存方法をもっと詳しく:
「半分に切ったスイカ」そのまま冷蔵庫はNG!? 正しい保存法

③ 食べきれないなら「冷凍」で約1ヶ月

ジッパー袋に入れて冷凍したスイカの画像

数日中に食べきれないなら、冷凍保存がおすすめです。

冷凍することで、約1ヶ月ほど長持ちさせることができます。

冷凍の手順

  1. スイカの皮と白い部分をそぐようにカットして取り除きます
  2. 種を取り、ひと口大のコロコロサイズにカットします
  3. 冷凍用の保存袋に入れて、平らにして冷凍庫へ
  4. 半分ほど凍ってきたら、一度袋ごと軽くほぐします
冷凍用ジップ袋に入れた一口大のスイカ

最後のひと手間がポイントです。

固まりかけたところでほぐしておくと、スイカ同士がくっつかず、食べたい分だけ取り出せるようになります。

やってはいけないNGなスイカ保存3つ

意外とやってしまいがちな、間違った保存方法もあります。

当てはまっていないか、チェックしてみてくださいね。

NG① 丸ごとを「カットしてから」冷蔵庫に入れる

まな板の上でスイカを半分に切る真上からの写真

「丸ごとが冷蔵庫に入らないから、半分に切って入れちゃおう」というのは実はNGです。

カットすることで、風味と甘み、そして食感の3つが一気に損なわれてしまいます。

切り口から水分が蒸発し、冷蔵庫の冷気でさらに乾燥が進んでしまうためです。

冷蔵庫に入らない場合は、無理にカットせず、涼しい部屋で常温保存してください。

NG② カット面を「むき出しのまま」冷蔵庫に入れる

まな板にのせた半分スイカの断面と種の写真

カットしたスイカをラップなしで保存するのも避けたい方法です。

切り口が乾燥するだけでなく、雑菌が繁殖しやすくなるからです。

スイカは糖度が13度ほどと、みかんと同じか、それ以上に甘い果物です。

糖分と水分がたっぷりある切り口は、雑菌にとって繁殖しやすい環境がそろっています。

必ずラップで密着させて、空気との接触を減らしてくださいね。

NG③ 冷凍スイカを「完全解凍」して食べる

冷凍したスイカは、解凍してから食べると食感がふにゃっと崩れてしまいます。

凍ったまま、もしくは半解凍のシャーベット状で食べるのが正解です。

スイカをもっとおいしく食べるコツ

最後に、せっかくのスイカをもっとおいしく食べるためのコツを3つご紹介します。

コツ① 食べる「2時間前」に冷蔵庫で冷やす

冷蔵庫内で皿にのせてラップ保存されるスイカ

スイカの最適な食べごろの温度は、8〜10℃ほどです。

冷やしすぎると逆に甘みを感じにくくなるので、食べる2時間ほど前に冷蔵庫に入れるのがちょうどよい目安です。

長時間冷やしっぱなしにすると、低温で甘みが落ちてしまうので注意してください。

コツ② 大玉スイカは「バケツ+水」で冷やす

大玉のスイカは冷蔵庫に入りきらないことが多いですよね。

そんなときは、大きめのバケツや桶に冷たい水を張って、スイカを丸ごと水に浸けておく方法がおすすめです。

水の冷たさでゆっくり冷えるので、急激に冷やしすぎず、ちょうどよい温度になります。井戸水や流水が使えるご家庭ならさらに効果的ですよ。

コツ③ 冷凍スイカは「ドリンクの氷」代わりに使える

斜めから撮影した冷凍スイカ3切れの画像

冷凍したスイカは、シャーベットとしてそのまま食べるほかにも、ドリンクの氷代わりとして使うのもおすすめです。

溶けても飲み物が薄まらず、最後はスイカそのものとして食べられるので無駄がありません。

甘みが少なく感じるスイカには、はちみつやメープルシロップを少しかけると、デザート感覚で楽しめますよ。

よくある質問

Q. 丸ごとのスイカはどれくらい保ちますか?

A. 涼しい部屋で常温保存した場合、約1週間が目安です。ヘタが緑色のうちが新鮮なサインで、茶色くなってきたらできるだけ早めに食べきりましょう。

Q. ヘタが茶色くなったスイカは食べられますか?

A. ヘタの変色だけでは食べられないわけではありませんが、鮮度が落ちているサインです。中身が変色していたり、酸っぱいにおいがしたりする場合は食べないようにしてください。

Q. 冷凍したスイカは生のスイカと同じように食べられますか?

A. 完全に解凍するとシャリッとした食感が失われるので、凍ったまま、または半解凍で楽しむのがおすすめです。シャーベットやスムージー、ドリンクの氷代わりにすると、おいしく食べられますよ。

まとめ

白い皿に盛り付けた三角カットのスイカ2切れ

スイカの保存方法を3パターンでご紹介しました。

  • 丸ごと → 涼しい部屋で常温保存(約1週間)
  • カット → 切り口にラップを密着させて冷蔵保存(2〜3日)
  • 食べきれないとき → ひと口大にカットして冷凍保存(約1ヶ月)

スイカは追熟しない果物なので、買ったらできるだけ早く食べるのが一番おいしい食べ方です。
それでも食べきれないときは、ぜひ今回ご紹介した方法で、最後までおいしく楽しんでくださいね。

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