夏になると食べたくなるスイカ。半分だけカットして、残りを冷蔵庫にそのまま入れていませんか?
実はその保存方法、鮮度や味を損ねる原因になっているかもしれません。
元スーパーの青果担当としての経験からお伝えすると、スイカはカットしたあとは徐々に鮮度が落ちやすくなります。特に冷蔵庫にそのまま入れるのは避けたい保存法です。

この記事では、そんなスイカをできるだけおいしく長持ちさせるための、簡単な保存テクニックをご紹介します。
「切ったスイカ」をそのまま冷蔵庫に入れるのがNGな理由

- 冷気で乾燥し、食感が悪くなる
- 切り口がむき出しだと、冷蔵庫内の菌が付着して劣化の原因になることも
切り口がむき出しのまま保存すると、乾燥が進むことで、シャリっとしたスイカ特有の食感が損なわれやすくなります。また、冷蔵庫内の環境によっては、カビや腐敗菌が付着し、傷みやすくなる可能性もあります。
半分にカットしたスイカの正しい保存方法は?
1)切り口をぴったりとラップで覆う

2)果汁が冷蔵庫内に垂れないよう、ラップした状態で皿の上に置く

3)冷蔵庫に入れて保存する

こうすることで乾燥や雑菌の付着をある程度防ぐことができます。ラップはピンと張って密着させるのがポイントです。
どれくらい日持ちする?

スイカの鮮度や冷蔵庫の状態にもよりますが、保存できるのは2〜3日が目安です。なるべく早めに食べきるのがおすすめです。

どうしても食べきれないときは冷凍保存という選択肢もあります。冷凍すると食感は落ちますが、半解凍の状態でシャーベットのように食べるとおいしく楽しめます。また、カットした冷凍スイカを氷代わりにして、炭酸水やジュースに入れるのもおすすめです。
まとめ
- 切ったスイカは乾燥や雑菌の付着リスクがあるため、そのまま冷蔵庫NG
- 切り口にラップ+皿を敷いて冷蔵保存。2〜3日で食べきるのが安心
- 食べきれないときは冷凍して、シャーベットやドリンク用に活用
「そのまま冷蔵庫で保存」は、ついやってしまいがちな落とし穴。ちょっとしたひと手間で、スイカを最後までおいしく、ムダなく食べきることができます。夏の楽しみを長くキープするためにも、ぜひ今日から試してみてくださいね。
※保存期間はあくまで目安です。スイカの状態や冷蔵庫の環境によって異なるため、見た目やにおいを確認しながらご判断ください。
※本記事は筆者の経験に基づく一般的な情報提供を目的としており、個別の食品の安全性を保証するものではありません。