サラダや炒め物など、食卓に欠かせないレタス。でも、いざ調理しようとしたときに芯の部分が赤くなっていて、「これって腐ってるの?」「食べても平気?」と不安になった経験、ありませんか?

実はこの赤い変色、必ずしも悪いサインではないんです。今回は元スーパー店員の目線から、レタスの赤い芯の正体と、鮮度の見分け方について分かりやすく解説します。
芯が赤くなる理由と食べても大丈夫な根拠
レタスの芯が赤く変色していても、基本的には食べても問題ありません。この赤みは、レタスの芯を切ったときに出る乳白色の液体が空気に触れ、酸化して赤くなる現象です。

傷んでいるわけではなく、自然な変化なので、体に害はありません。 ただし、見た目が気になるという方は、赤い部分を取り除いてから調理するとより安心して食べられます。
なお、芯が赤くなっているということは、収穫からある程度の時間が経っているサインでもあるので、購入時には鮮度のチェックを忘れずに。
白い芯=新鮮という思い込みに注意

「芯が白い=新鮮」と思いがちですが、実はそうとは限りません。
スーパーでは見た目を良くするために、芯の部分をカットし直して並べることがあります。そのため、芯が白く見えていても、それが本来の鮮度の証とは言い切れないのです。


つまり、「芯が白い=新鮮」ではなく、全体の状態を見ることが大切です。芯の色だけに頼らず、レタス全体の葉の張りやみずみずしさもチェックして選びましょう。
鮮度のよいレタスを見分けるコツ

鮮度の良いレタスを選ぶには、以下のようなポイントを押さえると◎です。
外側の葉がしっかり残っているものを選ぶ
外葉は収穫後の鮮度を示す目安。外葉がしっかりしているほど新鮮な可能性が高いです。
外葉がないレタスは要注意
収穫から時間が経ち、しおれた葉を取り除いて販売されているケースが多いため、やや鮮度が落ちていることも。
サイズや葉の状態をチェック
葉がピンとしていて、全体的にふっくらしているレタスは鮮度良好。見た目が小さいものは、外葉が落とされた後かもしれません。
まとめ

- レタスの芯が赤くても、基本的には食べられる。
- 白い芯=新鮮とは限らないので注意。
- 外葉や全体の状態を見て鮮度を見極めよう。
赤い芯を見るとつい不安になりがちですが、その正体を知っていれば無駄なくレタスを活用できます。ちょっとした知識で、食品ロスを防ぎつつ、おいしく食卓に取り入れていきましょう。