スーパーや八百屋さんでよく見かける果物、バナナ。
安価で栄養価も高く、朝食やおやつに欠かせないという方も多いですよね。でも、そんな身近なバナナの売り場で、ついやってしまいがちな「NG行為」があるのをご存じですか?

お店側や他のお客さんに迷惑をかけてしまうだけでなく、商品を無駄にしてしまうことにもなりかねません。
今回は、元スーパーの青果担当だった筆者が、お店でバナナを買うときに気をつけたいマナー違反を3つご紹介します。
落としたバナナは棚に戻さず、店員さんへ

うっかり手を滑らせてバナナを落としてしまうこと、ありますよね。でもそのまま何気なく棚に戻していませんか?
実はこれ、大きなマナー違反です。バナナはとてもデリケートな果物で、落とした衝撃で皮の内側が黒く変色してしまうことがあります。
見た目ではわからなくても、食べるときに「傷んでいた…」とがっかりする原因に。落とした場合は店員さんにひと声かけてください。
誠実な対応こそ、気持ちのよい買い物につながります。
他のバナナの上に重ねないで

「やっぱりこっちのバナナにしよう」と別の房に手を伸ばしたとき、選ばなかったほうをそのまま別のバナナの上に重ねていませんか?これもNG行為です。
上に乗せられたバナナは重みで押されてしまい、黒ずんだり傷んだりしてしまいます。
多くの売り場ではバナナを丁寧に積んで並べているため、戻すときも元の場所にそっと戻すのがマナー。
ひと手間かけるだけで、商品の鮮度も保たれます。
強く握らず、色で熟度をチェック
選ぶときに、思わずギュッと握ってバナナの硬さを確かめていませんか?
実はこれもトラブルの元。バナナは皮が厚いように見えて意外と傷みやすく、強く握るとすぐに果肉がうたれてしまいます。
バナナの熟度は、硬さではなく色で見分けるのが基本です。



選ぶときは、軽く手に取り、全体に傷みがないかをやさしく確認する程度にしましょう。強く握らず、やさしく扱うことが、バナナを選ぶコツとこのマナーです。
まとめ
- 落としたバナナを棚に戻さず、店員さんに伝えましょう。
- 選ばなかったバナナは、元の場所に戻すのが基本です。
- バナナはやさしく扱い、強く握らないようにしましょう。
毎日の買い物で何気なくやってしまいがちな行動も、少し意識を変えるだけで、他の人やお店にもやさしい行動になります。
これからはちょっとだけ立ち止まって、「その選び方、大丈夫かな?」と確認してみてくださいね。
※本記事は筆者の経験に基づいた内容です。店舗ごとに対応や方針が異なる場合がありますので、現場のルールに従ってご対応ください。