「ほうれん草は水から茹でない!」元青果担当が教える正しいゆで方とは

寒くなると甘みが増して、美味しくなるほうれん草。

「健康にいいから食べたいけれど、茹で方に迷う…」という声をよく耳にします。

あひる君
あひる君

ほうれん草って、水から茹でるの?お湯から? いつも迷うんだよね。

ぱるとよ
ぱるとよ

「実は“茹で始め”を間違えると、食感が大きく変わるんだよ。今日はポイントをまとめて説明するね。

お湯から茹でるのが基本

ほうれん草は“地上で育つ野菜”なので、水からではなくお湯から茹でるのが基本です。

水から茹でると、沸騰するまでずっと水に浸かることになり、

その時間で茎も葉も過度にやわらかくなってしまうことがあります。

一方、沸騰したお湯に入れれば、加熱時間を最小限に抑えられ、

特有の“シャキッ”とした食感を残しながら仕上げられます。

あひる君
あひる君

なるほど…だから水から茹でると柔らかくなりすぎてんだ!

ぱるとよ
ぱるとよ

そうそう。ほうれん草以外にも小松菜もお湯から茹でてね

茹で時間は1分で十分

ほうれん草は火が通りやすく、長く茹でる必要はありません。

基本は

沸騰したお湯に入れて1分。

ただし、袋に入っている葉の大きさがバラバラな時は、

少しだけ時間をずらして茹でると均一に仕上がります。

茹で方のコツ
  • 大きい株の“茎”を 30秒先に茹でる
  • その後、葉・小さめの株を入れ 15秒茹でる
  • さらに全体を“ひっくり返して” 15秒

これで茎も葉もほどよい歯ごたえを残しつつ火が通ります。

あひる君
あひる君

1分も茹でれば十分なんだね。いつも長く茹でちゃってた…。

ぱるとよ
ぱるとよ

長時間茹でるほど食感が悪くなるから、短時間が基本だよ。

根元は切ってから茹でる

「丸ごと茹でたほうが栄養を逃さない」

そんなイメージを持つ方は多いですが、ほうれん草は根元に土が入り込みやすい野菜です。

特に冬の時期のほうれん草は、土がしっかり付いていることも多く、

根元をそのまま茹でてしまうと、後で砂が残っている…なんてことも。

そこでおすすめは、

・根元を切り落としてよく洗う

または

・根元に数カ所切り込みを入れて土を落とす

このひと手間で雑味がなく、風味がクリアに仕上がります。

あひる君
あひる君

根元は切って先に洗うんだね。今まで丸ごと洗ってた…。

ぱるとよ
ぱるとよ

ほうれん草は葉の付け根に土が残りやすいから、最初にキレイにしてあげると安心だよ。

氷水で締めると色よく仕上がる

茹でた後は、すぐにザルにあげて氷水に入れて冷やします。

急冷することで

どんな効果があるの?
  • 色止めができる
  • アクが抜けやすい
  • 食感がしっかり残る というメリットがあります。

水気をよく絞り、好みの長さに切れば下ごしらえは完了。

あとはお浸し、和え物、炒め物など、どんな料理にも使えます。

あひる君
あひる君

氷水ってこんなに効果があるんだね。知らなかった!

ぱるとよ
ぱるとよ

ぜひ試してみて!きれいな緑色に仕上がるよ!

まとめ

ほうれん草は、ちょっとした手順の違いで仕上がりが大きく変わる野菜です。

今回のポイントは?
  • お湯から茹でる
  • 茹で時間は1分
  • 根元はよく洗う
  • 茹でたら氷水で締める

この4つをおさえるだけで、ほうれん草の美味しさがぐっと引き上がります。

ぱるとよ
ぱるとよ

知っているだけで、毎日の料理がもっと楽しくなるよ。

あひる君
あひる君

今日さっそく試してみるね!

だからこそ、日常の小さな疑問を一つずつ解決しながら、

食卓を豊かにしていきましょう。

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