夏の旬野菜といえば、やっぱりとうもろこし。甘くてみずみずしい味わいは、茹でるだけで立派な一品になりますよね。ところが意外と迷うのが「茹で方」です。
「水から茹でるのが正解?」「それとも沸騰したお湯から?」という疑問、感じたことはありませんか?

実は私も、スーパーの青果担当として日々とうもろこしを扱う中で、お客様から何度もこの質問を受けました。そこで実際に「水から茹でる」「お湯から茹でる」を比べてみた結果を、保存のコツとあわせてご紹介します。
水から茹でる vs お湯から茹でる ― 仕上がりに違いはある?

- 水から茹でる場合:水の状態からとうもろこしを入れ、沸騰後3分ほど加熱
- お湯から茹でる場合:沸騰してからとうもろこしを入れ、約5分加熱
結論から言うと、どちらも甘みやジューシーさに大きな違いはなく、シャキッとした食感を楽しめます。

強いて言えば、水から茹でた方が粒の皮がやややわらかい印象ですが、好みの範囲です。
時短したい方には、加熱時間の短い「水から茹で」がやや優勢です。
保存のコツ!茹でたあとは「すぐにラップに包む」

茹でたあとの扱いにもひと工夫が必要です。ポイントは「水にさらさないこと」。茹でた直後に水につけてしまうと、せっかくの甘みや香りが薄れ、水っぽくなってしまいます。


粗熱が取れる前に、1本ずつラップでぴったり包み、冷蔵庫で保存しましょう。とうもろこしは冷めていく過程で粒がしぼみやすいため、なるべく温かいうちに包むのがベストです。
加熱後は1〜2日以内に食べ切るのが理想。鮮度が落ちる前に楽しみましょう。
食べきれない分は冷凍もOK!

食べきれない場合は、とうもろこしの粒を芯から外して保存袋に入れ、冷凍保存するのもおすすめです。
チャーハンやスープ、サラダの彩りとしても重宝します。
まとめ
- 水・お湯、どちらから茹でてもおいしさに大差なし!
- 茹でたあとは水にさらさず、「おかあげ」が基本
- 保存はラップで密閉、早めに食べるか冷凍保存で活用
ちょっとした工夫で、とうもろこしの美味しさはぐんと引き立ちます。夏の味覚を、より手軽においしく楽しんでくださいね。
※本記事は、筆者が実際に調理・比較を行った体験と、一般的な調理知識に基づいて執筆しています。調理法や仕上がりの感じ方には個人差があり、ご家庭の設備や好みによって結果が異なる場合があります。あくまで参考情報としてご覧ください。