鶏もも肉は、手軽に使えて家庭料理の定番です。
しかし、調理方法を誤ると食中毒のリスクが高まります。
食中毒を防ぐためには、正しい調理方法を守ることが大切です。
今回は、鶏もも肉を調理する際に避けるべき3つのNG行為を紹介します。
このポイントを押さえて、安全で美味しい鶏もも肉料理を楽しみましょう。
シンクで鶏もも肉を洗わない
鶏もも肉をシンクで洗うのは避けるべきです。
洗うことで表面の細菌が水しぶきとともにキッチン全体に広がり、他の食品や調理器具に付着する可能性があります。
このため、食中毒のリスクが高まります（農林水産省も注意喚起しています）。
鶏肉の表面の細菌は調理過程で加熱するので、洗う必要はありません。
ドリップが気になる場合は、調理直前にペーパータオルで軽く拭き取るだけで十分です。
生野菜と同じまな板を使わない
生の鶏もも肉を切ったまな板で、そのまま生野菜を切るのは避けましょう。
鶏肉にはカンピロバクターやサルモネラ菌などの細菌が含まれていることがあり、まな板を介して生野菜に細菌が移る可能性があります。
交差汚染を防ぐために、生の鶏肉を切る際には専用のまな板を使い、その後しっかりと洗浄・消毒することが重要です。
専用のまな板がない場合は、鶏肉を切った後に熱湯をかけるなどして、清潔に保ちましょう。
生焼けで食べない
鶏もも肉を生焼けで食べるのは非常に危険です。
鶏肉には食中毒の原因となる細菌が含まれていることがあり、十分に加熱することでこれらの細菌を死滅させる必要があります。
鶏肉の中心部がしっかりと加熱され、内部の温度が75度以上、1分以上加熱することが大切です。
肉の厚みが均一になるように下処理し、、全体が均等に加熱されるようにしましょう。
特に焼き鳥やグリル料理など、外側が早く焼ける料理では、内部が生焼けにならないよう注意が必要です。
まとめ
– 鶏もも肉は洗わず、ペーパータオルで軽く拭いてから調理する。
– 生の鶏もも肉と生野菜は、同じまな板を使わず、専用のまな板を使用する。
– 鶏もも肉は内部までしっかりと加熱し、生焼けの状態で食べない。
これらのポイントを守ることで、鶏もも肉による食中毒を防ぎ、安全で美味しい料理を楽しむことができます。
家庭でも簡単に実践できるので、ぜひ意識してみてください。
