スーパーで常温でも要注意!夏こそ冷蔵が安全な”3つの食材”「知らなかった…」「毎回そのまま置いてた」

スーパーで常温に置かれていると、「家でもそのままで大丈夫」と思ってしまいがちですよね。でも実は、家庭で冷蔵保存が推奨される食材も少なくありません。

特に高温多湿になる夏場は、食材の劣化や食中毒リスクが高まりやすくなります

今回は、意外と見落とされがちな「スーパーで常温なのに、夏場の家庭では冷蔵保存をしてほしい食材」を3つご紹介します。

① お米(白米):夏の常温保存は虫やカビの原因に!

スーパーでは常温販売が一般的なお米。しかし、家庭での保管場所が30℃を超えるようなキッチンの棚や床下だと、虫(コクゾウムシなど)の発生やカビの原因になります。

特に夏は湿度も高いため、お米の鮮度が落ちやすく、におい移りや食味の低下も起きやすくなります。袋のまま置いておくと密閉も不十分で、害虫が発生しやすい環境になってしまいます。

対策:密閉容器に移し替え、冷暗所へ。夏場は冷蔵庫の野菜室での保存も効果的です。

精米業界や消費者団体でも、夏場の高温多湿による品質低下を避けるために冷蔵保存が推奨されることがあります。

② チョコレート:夏は「溶ける」だけじゃない!酸化や白化現象も

チョコレートもスーパーでは常温で売られていますが、夏はすぐに柔らかくなり、油脂が表面に浮き出て白くなる(ブルーム現象)ことがあります。この状態になると、見た目だけでなく風味や食感も損なわれます。

また、高温環境ではチョコに含まれる油脂が酸化しやすくなり、味や香りが劣化する原因にも。

対策:15〜20℃の冷暗所が理想的ですが、室温が高い場合は密閉できる袋に入れて冷蔵庫保存を。食べる前に室温に戻すのがベストです。

「冷暗所保存」を基本としつつ、夏場などの高温時には冷蔵保存も選択肢に入れてくださいね。冷蔵保存の際はニオイ移りや湿気対策として密閉が大切です。

③ 卵:スーパー常温販売=家でも常温OKではない!

日本のスーパーでは卵が常温で陳列されているのが一般的。そのため、「家でも常温でいい」と思い込んでしまう人も少なくありません。

しかし農林水産省も「家庭では冷蔵保存が望ましい」としています。日本の卵は洗浄・殺菌されており、衛生的で生食が可能です。ただし、温度差で結露が生じると、菌が繁殖する可能性が高まるとされています。こうした理由から、家庭では冷蔵保存が推奨されています。

特に夏は、気温が高く菌の活動も活発になるため、生食することの多い卵は冷蔵保存が推奨されます。

対策:購入後はすぐ冷蔵庫へ。ドアポケットより温度変化の少ない庫内奥がおすすめ!

卵は温度の変化に弱いため、ドアポケットのように開閉の影響を受けやすい場所よりも、冷蔵庫の中でも温度が安定した場所に保存しましょう。

まとめ

記事の要約!
  • お米は虫やカビを防ぐために冷暗所へ。夏場は冷蔵庫の野菜室も有効
  • チョコレートは冷暗所が理想だが、室温が高ければ冷蔵も選択肢
  • 卵は結露や菌の繁殖を防ぐために購入後すぐ冷蔵庫へ

「スーパーで常温=家でも常温」とは限らず、夏場は特に注意が必要です。ぜひ今日から、冷蔵庫の保存法を見直してみてくださいね。

※本記事の内容は、一般的な保存方法や食品衛生上の推奨に基づいて記載しています。保存環境や食品の状態によっては異なる対応が必要となる場合があります。個別の判断が難しい場合は、製品の表示やメーカーの案内をご確認ください。

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