【冷蔵庫NG】実は「入れると傷みやすくなる」野菜3選 →「うち全部やってた」「今すぐ出します」

「野菜はとりあえず冷蔵庫へ」。そんな保存方法を習慣にしていませんか?

確かに冷蔵庫は傷みを防ぐのに便利ですが、一部の野菜にとっては冷たすぎる環境になってしまうことがあります。

その結果、野菜本来の風味や食感が変わりやすくなります。

今回は、冷蔵庫に入れると状態が悪くなりやすい“意外な野菜”を3つご紹介します。

普段の保存方法を見直すきっかけにしてみてください。

【1】低温で傷みやすい「ナス」

ナスは見た目以上に繊細な野菜です。冷蔵庫で保存すると、表面の皮が黒ずんだり、内部がやわらかくなってしまうことがあります。

これは「低温障害」と呼ばれる現象で、ナスは10℃以下の環境が苦手なのです。

とくに冷蔵庫のチルド室など温度が低い場所に長時間置くと、変色や果肉の質感が損なわれる可能性があります。

加熱しても、風味が感じにくくなることがあります。

保存する際は、新聞紙やキッチンペーパーで包んで常温で保存するのがおすすめです。

ただし、夏場など室温が高すぎる場合は野菜室で保存し、冷風が直接当たらない場所に置くようにしましょう。

● ポイントまとめ

  • 冷蔵庫では低温障害で変色ややわらかさの変化が起きやすい
  • 10℃以上の環境が望ましい
  • 室温が高い季節は野菜室で、冷風の当たらない場所に置く

【2】冷やすと黒ずむ「さつまいも」

ホクホクとした甘みが魅力のさつまいもも、実は冷蔵庫に不向きな野菜です。

5℃以下の環境に長く置くと、「低温障害」により内部に黒い筋が出たり、パサついた食感になることがあります。

また、冷蔵保存ではデンプンが糖に変わりにくくなり、加熱しても甘みが感じにくくなる場合があります。

そのため、冷蔵庫ではなく新聞紙やキッチンペーパーに包んで、13〜15℃の冷暗所に常温保存するのが適しています。

床下収納や玄関など、温度が安定して風通しの良い場所が理想的です。

● ポイントまとめ

  • 冷蔵庫に入れると低温障害を起こしやすい
  • 加熱後の甘みが弱くなったり、食感が悪くなることがある
  • 冷暗所(13~15℃)での常温保存が適している

【3】熟す前に冷やすと風味が弱まる「トマト」

真っ赤に熟したトマトは冷蔵庫で保存しても問題ありませんが、完熟前のトマトは冷蔵庫に入れない方がよいとされています。

冷やすタイミングが早すぎると、トマトが赤くなりきらず、香りや食感が物足りなく感じられることがあります。

スーパーなどで購入したばかりのトマトは、まだ青みが残っていたり、かたさが残っていることもあります。

そうしたトマトは常温で数日おいて追熟させるのがおすすめです。完熟したら、野菜室で保存するとおいしさが保ちやすくなります。

完熟前に冷蔵保存すると低温障害を起こしやすく、果肉がやわらかく崩れたような食感になることがあります。そのため、追熟後に野菜室で保存するのが理想的です。

● ポイントまとめ

  • 冷蔵庫に入れると追熟が止まりやすくなる
  • 常温保存で完熟させてから冷蔵庫へ移すのがよい
  • 完熟後は野菜室での保存が適している

まとめ

記事の要約!
  • ナス・さつまいも・完熟前のトマトは冷蔵保存で風味や質感が変化しやすい
  • 野菜の特性に合った保存方法を選ぶことで、おいしさを保ちやすくなる
  • 「とりあえず冷蔵庫」は見直しを。適した保存場所を知っておくことが大切

保存方法を少し工夫するだけで、野菜本来のおいしさを長く楽しむことができます。

今日からは、冷蔵庫に入れる前に「本当に冷やして大丈夫かな?」と一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。

※本記事は、一般的な野菜の保存方法に関する情報をもとに構成しています。記載された内容はすべての環境や品種に当てはまるわけではなく、保存状態は季節やご家庭の冷蔵庫の設定、住環境などによっても異なります。本記事はあくまで参考情報としてご活用いただければ幸いです。

最新記事一覧

関連記事