春の訪れを食卓に運んでくれる、特有のほろ苦さがたまらない「なばな」。
スーパーの青果コーナーに並び始めると、つい手を伸ばしたくなる季節ですね。
でも、いざパックを手に取ったとき、選び方に迷った経験はありませんか?

黄色く可愛らしい花が咲いているものと、まだ緑色のつぼみが固く閉じているもの。
一体、どちらをカゴに入れるのが正解なのでしょうか。

「花が咲いている方が、春らしくて美味しそう!」
そう思って選んでいる方も、実は多いかもしれません。
しかし、元スーパー青果担当としての視点からズバリお答えします。

買うべきは断然、「花が咲いていないつぼみの状態」のなばなです!
「えっ、逆だと思ってた!」「今まで損してたかも…」という方に向けて、
なぜそちらを選ぶべきなのか、鮮度を見極める具体的なポイントとともに、詳しく解説していきます。
なぜ「つぼみ」を選ぶべき?理由は野菜の「成長」にあり
なぜ花が咲いていない方を選ぶべきなのでしょうか。

その理由は、野菜の「成長」に関係しています。
なばなは畑から収穫された後も、パックの中で呼吸を続け、生きようとしています。
黄色い花が開いている状態は、見た目には春らしくてきれいです。
しかし実は、花を咲かせるために植物自身の栄養やエネルギーを大きく消費してしまったサインなのです。

エネルギーが花へ集中すると、茎の部分に筋が張ってしまい、硬い食感に変わってしまいます。
なばな本来の柔らかい歯触りや、心地よい風味を存分に味わうためには、養分が逃げていない「緑色のつぼみがきゅっと閉じている」ものを選ぶのがベストです。
失敗しない!売り場で見極める2つの鮮度チェックポイント
つぼみの状態に加えて、お店で鮮度を見極めるための簡単チェックポイントをご紹介します。

注目したいのは「全体の色ツヤ」と「ハリ」です。
葉や茎が鮮やかで濃い緑色をしており、シャキッとした力強いハリがあるものは、水分をしっかり保っている新鮮な証拠です。
逆に、葉先がしなしなと萎れていたり、全体が黄色く退色し始めているものは、鮮度が落ちている可能性が高いので避けましょう。
また、本来なら茎の根元(切り口)がみずみずしいかどうかも鮮度のバロメーターになります。

しかし、スーパーに並ぶなばなは大半が袋やパックに入っています。
売り場で無理に引っ張って切り口を確認しようとすると、野菜を傷つけてしまうマナー違反になりかねません。
切り口が見えない場合は、無理に探らなくてOKです。
「つぼみが固く閉じているか」「葉と茎にピンとしたハリがあるか」。
この2点さえ確認できれば、十分美味しいなばなを引き当てられますよ。
まとめ:なばな選びの正解はコレ!

なばな選びの正解は「花が咲いていない、つぼみとハリのあるもの」です。
「花が咲いている方が美味しそうに見えて選んでいた!」という方は、次回スーパーの売り場に立ち寄った際、ぜひこのポイントを思い出してみてください。
選び方のコツをマスターして、今しか味わえない春の味覚を存分に楽しんでくださいね。
