ブロッコリーは「流水」で洗わないで!虫や汚れがごっそり落ちる”意外な洗い方”とは?

こんにちは!スーパーの青果担当を10年以上務めた経験を持つ、主婦ライターのぱるとよです。

お弁当の彩りやサラダに大活躍のブロッコリー。

でも、あのもこもこした蕾(花蕾)の部分、水を弾いてしまって「本当に洗えているのかな?」と不安になったことはありませんか?

▼こんな方におすすめです
  • ロッコリーの中に虫やゴミが入っていないか心配な人
  • 洗う時に水に浮いてしまって、イライラした経験がある人
  • 買ってきたブロッコリーをすぐに黄色く変色させてしまう人
  • スーパーで「どれが一番美味しいの?」と迷ってしまう人
あひる君
あひる君

水を弾いて洗えてる気がしないよ。虫も怖いし…。

ぱるとよ
ぱるとよ

家にある「お皿」を使えば、汚れも虫も一発だよ!

1. そもそも「房のまま流水」はなぜNG?

ブロッコリーの蕾(花蕾)には、油分が含まれていて水を強力に弾く性質があります。

そのため、丸ごとの状態で上から水をかけても、表面を水が滑り落ちるだけで、蕾の奥に入り込んだ汚れや小さな虫までは洗い流せません。

また、水を張ったボウルに丸ごと入れても、空気が入ってぷかぷかと浮いてしまい、全体を浸すのは至難の業。

ずっと手で押さえているのも大変ですよね。

そこでおすすめなのが、最初に「小房に切り分ける」こと。

茎と花蕾を切り分け、花蕾は一口大にカットします。軸の方から包丁で切り込みを入れると、ボロボロにならずにキレイに分けられますよ。

2. 汚れも虫もごっそり落ちる!おすすめの洗い方「2選」

小房に分けたブロッコリーを、確実にキレイにする方法は2つあります。

どちらも放置するだけでOKなので、その間に他の家事ができちゃいますよ。

その1:ボウルと「お皿」を使うテクニック

一番のおすすめは、物理的に「浮かせない」方法です。

1)たっぷりの水を張ったボウルに、小房に切ったブロッコリーを入れます。

2)その上から「お皿」を落とし蓋のように被せます

3)お皿の重みでブロッコリーがしっかり水に沈みます。そのまま15分放置

4)最後にザルにあげて流水ですすぎます。

水にしっかり浸かることで蕾が開き、奥に入り込んだ汚れや虫が外に出やすくなります。

その2:洗い物が減る「ポリ袋」テクニック

ボウルやお皿を出すのが面倒なときは、ポリ袋を使いましょう。

1)食品用ポリ袋に、小房に切ったブロッコリーと水をたっぷり入れます。

2)空気を抜くようにして口をしっかり縛ります(万が一の水漏れ防止でタッパーやボウルに入れると安心)。

3)15分放置した後、袋ごとシャカシャカ振ってから流水ですすぎます。

あひる君
あひる君

お皿を乗せれば、ずっと手で押さえなくていいんだ!

ぱるとよ
ぱるとよ

そう!15分放置で汚れが自然と浮き出るよ。

3. 元青果担当が教える!「ハズレない」選び方のコツ

洗い方をマスターしたら、次は「選び方」です。スーパーにはたくさんのブロッコリーが並んでいますが、実は見た目で味も鮮度も全然違うんです。

① 花蕾は「濃い緑色」で「硬い」ものを

黄色っぽくなっているものは、収穫から時間が経って鮮度が落ちている証拠。味も落ちてしまっています。

また、触ってみて蕾が柔らかいものも避けましょう。「濃い緑色」で「ギュッと硬く締まっている」ものが新鮮です。

② 形は「こんもりドーム型」

全体を見たとき、平らなものよりも、中央がこんもりと盛り上がっている形の方が、生育が良く美味しい傾向にあります。

③ 茎の断面に「穴」がないかチェック

ひっくり返して茎の切り口を見てください。

中心に「空洞(穴)」があるものは避けましょう。

食べられる部分が減ってしまってもったいないですし、急激に成長しすぎたものは味がボケていることもあります。

あひる君
あひる君

安いから黄色いのを買ってた…。味も違うの?

ぱるとよ
ぱるとよ

全然違う!美味しいのは迷わず「濃い緑」だよ。

4. 野菜室はNG?長持ちさせる「保存の正解」

ベストな場所は「チルド室」か「冷蔵室」

ブロッコリーは低温を好む野菜です。

  • 野菜室(約3〜8℃):ブロッコリーには少し暖かい。変色が進みやすい。
  • 冷蔵室・チルド室(約0〜6℃):ここがベスト!鮮度をキープできます。

必ず「ポリ袋」に入れて!

そのまま冷蔵庫に入れるのは絶対にNGです。乾燥してすぐにシナシナになってしまいます。

必ずポリ袋に入れて、乾燥とエチレンガス(他の野菜を傷めるガス)の影響を防ぎましょう。

長期保存なら「固茹で冷凍」

すぐに使い切れない時は、少し固めに茹でて水気を切り、冷凍保存するのが一番です。

食べるときは自然解凍でOKなので、お弁当作りにも重宝しますよ。

まとめ

記事の要約!
  • 洗い方:小房に分けてから「ボウル+皿」か「ポリ袋」で15分漬け置き洗い。
  • 選び方:色は「濃い緑」、形は「こんもり」、茎に「穴がない」ものを選ぶ。
  • 保存法:ポリ袋に入れて、野菜室ではなく「チルド室・冷蔵室」へ。

せっかく選んだ栄養満点のブロッコリー、正しい知識で最後まで美味しく使い切ってくださいね。

今日のお買い物の参考になれば嬉しいです!

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