日々の食費は、ちょっとした意識の積み重ねで大きく変わるものです。私は元スーパーの店員として働いていた経験があります。
その経験を活かし、日々の買い物に“あるルール”を設けたことで、驚くほど食費が抑えられるようになりました。

今回は、私が普段から実践している「買い回り習慣」を5つご紹介します。
1. 野菜売り場では“買ってもよい価格”を覚えておく

野菜の価格は季節や天候によって大きく変動しますが、「これ以上なら買わない」という基準を自分の中に設けることが大切です。
たとえば、ブロッコリーは高くても258円。キャベツは1玉298円が上限。100円台なら即購入。
こうした目安があると、無駄に高い時期に買わなくて済み、食費を安定させることができます。
2. 果物売り場は素通りする(例外あり)

果物は栄養豊富で魅力的ですが、節約目線では「嗜好品」と考えています。特に高級フルーツは満足度は高いのですが、日常的に買うと食費を圧迫しがちです。
そのため、我が家ではご褒美の日以外は基本スルー。ただし、バナナとキウイは価格が安定していて栄養価も高く、常備しています。それ以外の旬の果物は、月に2~3回と決めています。
3. 魚売り場では“値引きシール”を狙う

魚は定価だと手が出にくいこともありますが、健康のためにも取り入れたい食材。だからこそ「値引きシール狙い」で買います。
「今日は魚が食べたいな」と思っても、定価なら我慢。「シールが貼ってあったら買う」とルールを決めておくことで、買いすぎを防ぎつつもバランスのよい食卓を実現できます。
冷凍できる魚を選べば、食べたいときにすぐ使えるのでとても便利です。
4. 肉売り場では“使いすぎ”を防ぐために小分けを選ぶ

お肉は大容量パックの方がグラム単価は安いですが、つい多めに使ってしまいがち。結果、食費がかさむ原因に。
そこで今では、少量パックや1回分ずつ小分けにして使うことを徹底しています。必要な量をあらかじめ計算し、帰宅後はラップで小分け冷凍。
これだけでも無駄使いが減り、確実に節約につながります。
5. お菓子コーナーには近づかない

お菓子売り場は誘惑の宝庫。つい手が伸びてしまう場所です。
だからこそ、最初から立ち入り禁止と決めておくことで、衝動買いを防ぎます。「今日はちょっと疲れたから…」という気持ちに負けないためにも、見なければ買わないという自衛策が有効です。
まとめ
- 野菜は「買ってもよい価格」を決めて無駄買い防止
- 果物は基本スルー。バナナ・キウイだけ定期購入
- 肉・魚は“値引き”と“使いすぎ防止”を意識する
ほんの少しの意識で、日々の買い物が大きく変わります。**「節約」とは、ガマンではなく、選ぶ力だと思います。**自分なりのルールを持つことで、ストレスなく無理なく続けられますよ。
※本記事は筆者の経験と意見に基づいています。ご紹介した内容は一例であり、実際のご判断や実践については、ご自身のライフスタイルにあわせてご無理のない範囲でご検討ください。