枝豆の美味しい時期になってきましたね。
家で茹でるときに、みなさんは「お湯から茹でるのか?」もしくは「水から?」と疑問に思ったことありませんか?
大半の人はお湯から茹でるのが正解だと思っていると思います。
そこで今回は、その疑問にお答えするために、元スーパーで青果担当をしていた私が詳しく解説したいと思います。
お湯から茹でるのが正解なの?
私が料理を始めたときは、枝豆を茹でるときは、お湯から茹でるのが正しい方法と聞いていました。
その方法に疑問を抱かずに、お湯から茹でていました。しかし、ふと思ったのが、水から茹でるのが、なぜダメなのか?本当に味が変わるのか?
そう思ったら、いてもたってもいられず、実際に「お湯から茹でた枝豆」と「水から茹でた枝豆」を比べてみました。
お湯から茹でる vs 水から茹でる(比較条件)
まず最初にお湯から茹でるのと、水から茹でるときの条件を設定しないといけません。
基本的にお湯から茹でる場合は、沸騰してから枝豆を入れて5分間ゆでます。
水から茹でるのも同じように、沸騰してから5分間ゆでるのは、加熱しすぎだと感覚的にわかります。
そこで、水から茹でる場合は、沸騰してから2分間ゆでることにしました。
・お湯から茹でる:沸騰して5分間(強火)・・・沸騰して枝豆を鍋に投入
・水から茹でる:沸騰して2分間(強火)・・・鍋を火にかけるときに枝豆を投入
この条件で比較検討しました。
【結論】水から?お湯から?・・・大差なし!
結論からお伝えすると、ほぼ大差はありませんでした。
どちらも美味しく食べられましたよ。
強いて言えば、水から茹でた枝豆が少し固く仕上がっていました。
茹で時間を沸騰してから2分30秒ほど伸ばすと、ほぼ変わらない食感になっていたかもしれません。
お湯から茹でるメリット
沸騰してから枝豆を鍋に入れて5分茹でるだけで済みます。
枝豆を投入してからキッチンタイマーをセットすると、時間を気にせずに他の調理に集中できます。
水から茹でるメリット
お湯から茹でるよりも、調理時間の短縮、光熱費をほんの少しだけ安く抑えることができます。
ただし、いつ沸騰するのかわかりにくいので、他の料理に集中しづらいです。
美味しさは茹でた後にも決まる!
枝豆は茹でて終わりではなく、その後の処理も味に影響を与えます。
まず最初に注意してもらいたいのが、「おかあげ」することです。
「おかあげ」と聞いて、どうするの?と思う方もいると思いますが、難しく考えないでください。
茹で上がった枝豆を「ザルでお湯を切って、そのまま置いていく」だけです。これを「おかあげ」と言います。
これをするだけで、枝豆の食感がよくなります。
間違っても、水につけて粗熱をとらないでくださいね。水っぽくなって美味しくないです。
茹でてお湯を切ったら、枝豆に塩を振りかけてください。
そのあとは、ザルを振って枝豆に塩が行き渡るようにしてください。
これだけで、食べるときにしっかりと塩が効いた味わいになりますよ。
茹でるときに塩を加えるときは、枝豆のサヤの両端を切る下処理が必要で、手間がかかります。
枝豆の下処理もせずに、しっかり塩味のついた美味しい枝豆が楽しめますよ!
まとめ
・枝豆は「水から茹でても」「お湯から茹でても」、味に大差はありません。
・水から茹でると、時短、光熱費がほんの少し節約できる。
・お湯から茹でると、茹でてる間に他の料理に集中できる。
・茹でたあとは、おかあげ、塩をまぶすと、よりおいしくなる。
気になる方は、ぜひ試してくださいね。