メロンが美味しい季節がやってきました。
クインシーメロン、アンデスメロン、肥後グリーンなど、アールスメロン以外にもたくさんの品種が楽しめる時期です。
しかし、切った後の処理方法によって、メロンの甘さが変わってくるのをご存知ですか?
種を取った後に洗うべきか、洗わないべきか、迷ったことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、元スーパーの青果担当だった私が、その疑問にお答えします。
メロンを切った後に洗わないで!
メロンを切った際、種をうまく取れなかったときに水で洗ってしまうことありませんか?
しかし、これが実は味を薄くする原因になってしまいます。
洗うことでメロンに水気が増え、その結果、甘さが薄れてしまうのです。
せっかくのメロンの甘さを最大限に楽しむためには、切った後に洗わないことが大切です。
「洗わない」「洗った」で糖度を測ってみた
実際に「洗わないメロン」と「洗ったメロン」で糖度を測ってみました。
結果は明らかで、洗わないメロンの方が糖度が高いことがわかりました。
洗ったメロンは水気が増え、甘さが薄まり水っぽくなってしまいます。
このように、洗うことでメロンの美味しさが損なわれてしまうのです。
キレイな種の取り方
洗わなくても良いようなキレイな種の取り方が知りたいと言う方もいらっしゃると思うので、ご紹介します。
メロンを4等分に切り、種を包丁で取っていきます。
この際、包丁の先端を種をあてて、軽くこするイメージです。
包丁で強く種を取ろうとすると甘い部分も削ってしまうので、優しくおこなってくださいね。
メロンのカットした部分によってはコロッとキレイに種が取れる箇所もありますよ。
メロンが甘い部分はどこ?
メロンの中で最も甘い部分は、種の周りです。
この部分は糖度が高く、一番美味しいところです。
しかし、切った後にこの部分を水で洗ってしまうと、甘みが薄まってしまいます。
一番美味しい部分をしっかりと味わうためにも、切った後に洗わないことが重要です。
まとめ
– メロンを切った後に洗うと、甘さが薄くなり水っぽくなる
– 洗わないメロンの方が糖度が高い
– 最も甘い部分は種の周りで、洗うと甘さが損なわれる
気になる方は、ぜひ試してくださいね。