【厚揚げの油抜き】必要?不要?意外と知らない”厚揚げの下処理”と詳しく解説!

ボリュームがあって食べ応え抜群、しかもお手頃価格。

そんな「厚揚げ」は、家計にもやさしい頼もしい食材ですよね。夕食のメインや副菜に、つい登場回数が多くなるという方も多いのではないでしょうか。

でも、いざ調理しようとすると迷うのが

「厚揚げって油抜き、した方がいいの?しなくてもいいの?」

「やっぱり油抜きは必要!」という方もいれば、

「正直めんどうだし、そのままでいいでしょ」という声も。

結論から言うと、

厚揚げの油抜きは“料理によって使い分ける”のが正解です!

今回は、「油抜きが必要なとき」と「不要なとき」をわかりやすく紹介します。

厚揚げの「油抜き」とは?

厚揚げは、豆腐を一度揚げた食品。表面に油が残っているため、湯通しして油を落とす「油抜き」をするのが昔ながらの調理法です。油抜きをすると、表面の油臭さが消え、味がしみやすくなるというメリットがあります。

しかし、最近の厚揚げは製造技術が進歩し、使われている油もサラッと軽め。しかもスーパーでは日持ちを良くするために油をきれいに処理してある製品もあり、「必ず油抜き」という時代ではなくなっているんです。

【油抜きが必要なとき】

次のような料理では、油抜きをした方が味が引き立ちます。

  • 煮物や味噌汁など、出汁の風味を生かす料理 →油のコクよりも、出汁のうまみを感じたいときは油抜きをするのがオススメ。 熱湯をかけるか、鍋で1〜2分ほど茹でてください。
  • 冷蔵で数日保存する常備菜 →油分が多いと酸化しやすく、保存性が落ちます。 作り置きする場合は油抜きをしてから調理をするのがオススメ。

【油抜きが不要なとき】

逆に、こんな料理では油抜きはしなくてもOKです。

  • 炒め物・焼き物 →油抜きすると表面の香ばしさがなくなります。 そのまま使えば、外はカリッ、中はふわっと仕上がります。焼くことで香ばしさがプラスされます。
  • ボリュームを出したいとき →厚揚げの油分がコクをプラス。 肉の代わりに使うヘルシーメニューなら、あえて油を残すのがおすすめです。

油抜きの時短テク

忙しい日は、キッチンペーパーで軽く押さえるだけでも油抜き代わりになります。

調理時間を短縮したい人は、電子レンジで20〜30秒加熱してもOK。余分な油が浮き出ます。レンチン後、キッチンペーパーで拭き取ればOKです。

まとめ

「厚揚げは油抜きが必要?」の答えは、料理によって使い分けるのがベスト

風味を生かすならそのまま、あっさり仕上げたいなら湯通し。

厚揚げは下ごしらえひとつで味の印象がガラッと変わる、まさに“万能食材”です。

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