桃が美味しい季節になりました。
最近はカフェやパティスリーでも桃のスイーツがたくさん登場し、昔よりずっと身近な存在に感じますよね。
でも、こんな経験ありませんか?

「せっかく奮発して買ったのに、全然甘くなかった…」
実は桃って、見た目や触った感じだけでは、美味しさがわかりにくい果物なんです。
そこで今回は、元スーパー店員の私が、ハズレを避けて甘い桃を選ぶ5つのポイントをわかりやすくご紹介します!
① 香りをチェック!

まずは香りをかいでみてください。
桃に鼻を近づけたときに甘〜い香りがすれば、その桃はかなり期待できます。
さらに、近づけなくてもふんわり香ってくるなら、当たりの可能性大!
香りが強いということは、果肉が熟していて糖度が上がっているサイン。
果物全般に言えることですが、香りは“味”と密接な関係があります。
よく香る桃は、甘い確率が高いんです。
② 見た目をチェック!
見た目にも甘さのヒントが隠れています。

- 全体がピンク色っぽく色づいている(※品種によっては白い桃もあります)
- 表面に白い斑点がある
この白い斑点は、熟して糖度が高くなっている証拠とされることもあります。
直売所の方も「斑点が出てる桃は甘いよ」と話していましたが、必ずしも全ての桃に当てはまるわけではありません。
私の経験では甘い桃に多く見られる傾向があります。あくまで目安のひとつとして参考にするのがよいです。
③ 買うタイミングも大事!

桃は鮮度が命!日が経つほど、どうしても味が落ちてしまいます。
とくに注意したいのがお盆明け。
お盆前に多めに仕入れた桃が売れ残り、店頭に並んでいることもあるため、時期には注意が必要です。
スーパーによっては、前年度の売上をもとに早めに仕入れるケースもあり、冷蔵庫で数日保管された桃が出回ることも。
その分、風味や味が落ちている可能性もあるのです。
できれば入荷直後や、チラシ特売に入っているタイミングなど、新しい桃が店頭に並んでいる時期を狙って買うのがおすすめです。
④ お店選びで差がつく!

同じ桃でも、買うお店によって当たりハズレが分かれます。
注意したいのはこんなお店:
- 桃を重ねて雑に並べている
- 鮮度チェックが行き渡っていない
こうしたお店では、どうしてもハズレの桃に当たりやすくなります。
桃は非常にデリケートな果物で、ちょっとした衝撃でも傷みやすいのです。
おすすめは、桃の直売所や鮮度管理がしっかりしているスーパー。
特売になっているときは回転が早く、フレッシュな桃に出会える可能性も高まります。
地元の青果店や農家の直売所なども、実は掘り出し物の宝庫だったりしますよ。
⑤ 光センサーで選ばれた桃を選ぶ!

「見分ける自信がない…」という方には、**光センサー(糖度センサー)**を使って選ばれた桃がおすすめです。
これは非破壊式の近赤外線センサーで、中身の糖度を測定する装置です。
一定以上の糖度を持つ桃だけが“選抜”されて出荷される仕組みで、一部のJA(農協)などで導入されています。
店頭では「糖度◯度以上保証」などと表記されている場合もありますが、これは機械的に糖度を測った結果に基づくもので、品質の目安として信頼性が高いとされています。
ただし、光センサーを通過していても保管状態が悪かったり、時間が経ってしまえば味は落ちてしまいます。
そのため、信頼できる販売店で、できるだけ新鮮な桃を選ぶことも重要です。
まとめ:美味しい桃を選ぶ5つのポイント

- 香りをチェック:鼻を近づけて甘い香りがする桃は、熟していて甘い可能性が高い。
- 見た目をチェック:ピンク色の発色の桃の場合、白い斑点がある桃は、熟して甘い傾向にある。
- 買うタイミングに注意:お盆明けなど古い在庫が出回る時期は避け、入荷直後や特売時を狙う。
- お店を見極める:丁寧に扱っている直売所や、鮮度管理のしっかりしたスーパーがおすすめ。
- 光センサーで選ばれた桃を選ぶ:糖度測定済みの桃なら、甘さが保証されていて安心。
この5つを意識するだけで、ハズレの桃を引くリスクはグッと減ります。
せっかくの旬、ぜひ甘くてジューシーな桃を思いきり楽しんでくださいね!
※本記事は筆者の経験と一般的な傾向に基づいた内容です。すべての桃に当てはまるとは限りませんので、購入時はご自身の判断でご利用ください。