夏野菜として人気の「オクラ」。ですが、買って帰ったら黒ずんでいた、すぐに傷んでしまった、なんて経験はありませんか?

実は、ハズレのオクラは“見た目”で簡単に見分けられます。元スーパー店員の私が、日々の鮮度チェックで実践していた「選び方のコツ」を3つご紹介します。
1. “黒いスジ”がないものが新鮮

オクラは鮮度が落ちてくると、皮の表面に黒いスジがあらわれてきます。逆に、表面が均一な緑色で黒いスジが見られないものは、鮮度が良いことが多いです。
ただし、黒いスジがあるからといって、すぐに食べられないわけではありません。味や食感に大きな違いはないので、見た目だけで判断せず、すぐに使うなら気にしなくても大丈夫です。
2. 皮が全体的に黒ずんでいないかチェック

“スジ”とは別に、皮の表面全体が黒っぽくなっているオクラは要注意です。これは傷みのサインであることが多く、できれば避けたいところ。
ただし、黒ずんだ部分が少しだけなら、そこだけカットすれば残りは問題なく食べられます。見切り品で販売されていることもあるので、「すぐに調理するから少しならOK」「安く手に入れたい」という方にはおすすめです。
ただし、異臭がしたり、とろけていたりする場合は、食べずに破棄してください。明らかな劣化のサインがあるオクラは、安全のために避けましょう。
3. ヘタの切り口が溶けていないか

もうひとつのチェックポイントは「ヘタの切り口」です。鮮度の高いオクラは、切り口がしっかりしており、指で触ってもぐにゃっとしていません。

逆に、ヘタの部分が溶けていたり、やわらかい感触があれば、それは傷み始めている証拠。袋入りで見えにくい場合は、ヘタを軽く触ってみて、ふにゃっとしていないか確認してみてください。
まとめ

- 黒いスジがないもの=新鮮な証拠
- 皮が黒ずんでいないかチェック
- ヘタの切り口が溶けていたら避けるのが◎
- 異臭やとろみがある場合は食べずに破棄を
これら3つのポイントを意識するだけで、鮮度の高いオクラを選ぶ確率がぐんとアップします。ぜひスーパーで選ぶときの参考にしてみてくださいね。