野菜売り場でよく見かける「ニラ」。
炒め物やスープ、餃子の具などに欠かせない存在ですが、実はとても傷みやすい野菜です。鮮度の見極めを誤ると、味や食感が大きく損なわれてしまいます。

そこで今回は、スーパーの青果部門で働いていた私の経験をもとに、「ハズレのニラ」を見分けるポイントを3つご紹介します。
買い物の前にぜひチェックしてみてください。
【1】葉先が茶色くなっていないか?

まず注目したいのは、ニラの葉先。乾燥が進むと茶色く変色しやすく、これは鮮度が落ちているサインです。葉にハリがなく、しおれているものも避けましょう。私は軽度の変色ならその部分だけ取り除いて使っています。
チェックポイント
- 葉先が茶色く乾いていないか
- 全体にハリとツヤがあるか
【2】葉にぬめりやとろけがないか?

ニラは水分が多いため、時間が経つと葉が変質し、ぬめりが出たり、とろけるように柔らかくなってしまうことがあります。この状態では食感も悪く、風味も落ちてしまいます。
軽いとろけであればその部分を取り除いて使うこともありますが、広がっている場合は廃棄しています。
チェックポイント
- 葉にとろけやぬめりがないか
- 指で触ってみて柔らかくないか
- 全体的にしっかりとした質感か
【3】茎の根元にとろけがないか?

最後に見るべきは茎の根元。ここも葉と同じでとろけが進んでいることもあります。新鮮なものは、茎にハリとみずみずしさがあります。
私はとろけが軽ければ一部を除いて使うこともありますが、ひどい場合は食べずに廃棄しています。
チェックポイント
- とろけや変色がないか
- ハリとみずみずしさがあるか
鮮度のよいニラの特徴まとめ

新鮮なニラは、歯ごたえがよく香りも豊かで、料理の仕上がりに大きな差が出ます。以下の特徴を目安に選ぶと、失敗が少なくなります。
- 葉にハリとツヤがある
- 茎や切り口がみずみずしい
- 葉先がピンと立っていて変色がない
少しの違いが料理全体の印象を大きく変えるため、買うときのチェックがとても重要です。
まとめ
- 葉先が変色していないか確認する
- ぬめりやとろけがないかチェックする
- 茎にハリがあり、根元がしっかりしているか見る
「値段だけで選んでいたかも…」という方は、ぜひ次回のお買い物からこれらのポイントを意識してみてください。ちょっとした工夫で、料理の満足度がぐっと上がります。
※本記事は筆者の経験や一般的なニラの性質に基づいて作成しています。保存状態や品質の判断には個人差がありますので、あくまで参考情報としてご活用ください。