スーパーでバラ売りの玉ねぎを手に取るとき、何を基準に選んでいますか?
見た目のきれいさや皮の状態、傷みの有無はもちろんですが、「大きさ」も気になるポイントではないでしょうか。

今回は、元スーパー店員の視点から「バラ売りの玉ねぎは大きいものと小さいもの、どちらがお得なのか」を実際に量って比べてみました。
手に取ったときに"ずっしり”感じる玉ねぎを選ぼう

まず意識したいのは、見た目の大きさだけではなく、手に持ったときの重みです。
玉ねぎはじゃがいもなどに比べて中が空洞になっていることは少なく、重い=可食部が多い可能性が高いと考えられます。
スーパーで働いていた経験からお伝えします。
バラ売りの玉ねぎは、たいてい同じサイズの箱から店頭に並べられることが多いです。そのため、「全部同じ重さなんじゃないの?」と思われがちですが、実はそうではありません。
玉ねぎは工業製品ではないため、1個ずつ重さにばらつきがあります。見た目は同じようでも、大きいものと小さいものが混ざっているのが普通です。
つまり、同じ値段で販売されていても、選ぶ玉ねぎによっては“お得度”が変わってくるというわけです。
【比較結果】大きめの玉ねぎの方が可食部が多い傾向に
今回は、同じ売り場に並んでいたバラ売り玉ねぎの中から、大きめと小さめのものをそれぞれ購入し、計量しました。
大きめの玉ねぎ(420g)

小さめの玉ねぎ(300g)

今回の計量では、大きい玉ねぎの方が全体の重さが上回りました。
もちろん個体差はありますが、価格が同じであれば、大きい方が可食部が多い場合が多いという傾向は確認できました。
料理の使い方は?大きさによる違いはある?

「大きいと使いにくい?」「小さい方が切りやすい?」と気になるかもしれませんが、サイズによって大きく料理用途が変わることはほとんどありません。
ポイントは古根玉ねぎと新玉ねぎです。

例えば、辛味のある「古根玉ねぎ」は加熱料理向き。生で食べると辛みが強いため、スープや炒め物などで使うのがおすすめです。
一方、「新玉ねぎ」は水分が多く、辛味が少ないため、生のままサラダなどに使っても美味しく食べられます。もちろん、加熱してもOKです。
まとめ
- 同じ価格なら「大きくて重い玉ねぎ」の方が可食部が多くてお得な場合が多い
- サイズによって料理用途が変わることはほとんどない
- 古根玉ねぎ、新玉ねぎによって向いている調理法(加熱or生食)が異なる
今後、玉ねぎを選ぶときは、見た目の大きさだけでなく「手に持ったときの重み」にも注目してみてください。
毎日の食材選びが、すこしだけお得で賢くなるかもしれません。
※本記事の内容は、筆者の実体験と一般的な傾向に基づいています。品種や個体差により例外がある場合もありますので、あらかじめご了承ください。