日々の生活の中で、水道代が気になる季節になると、どこで水を使いすぎているのか気になりますよね。お風呂や洗濯、料理などが思い浮かぶかもしれませんが、意外な盲点が“歯磨き”です。
一見するとたいした量には思えませんが、コップを使わずに口をすすぐだけでも1〜2リットル程度、さらに出しっぱなしにしてしまうと1回で10リットル以上の水を無駄にしているケースもあるのです。

今回は、水道代をしっかり抑えている私が実践している、歯磨き時の水の使い方についてご紹介します。
口をすすぐとき、つい水を出しっぱなしにしていませんか?

多くの人がやってしまいがちな「口をすすぐ間も水を出しっぱなしにする」という習慣。
これは、実は水道代がかさむ原因のひとつになっています。1分間に出る水の量は約6〜12リットルとされており、平均的な水量で考えると毎分約8リットル程度。
口をすすぐタイミングで水を出しっぱなしにしていると、数十秒〜1分でも5〜10リットル近くの水が流れてしまう可能性があります。
節約上手は「コップ1杯」で完結!

水道代をしっかり抑えているわが家では、「歯磨きにはコップを使う」というシンプルな方法が浸透しています。
具体的には、
- 歯磨き前にコップに水をくむ
- 口をすすぐときと、その水を使うというだけ。 たったこれだけのことで、1回あたりの使用水量を大幅にカットすることができます。
しかも、慣れればまったく不便を感じません。
子どもにこそ伝えたい“節水習慣”

歯磨きの節水習慣は、大人だけでなく子どもにとってもよい教育になります。
「水は大切な資源なんだよ」
「地球のためにも、水を大事に使おうね」
こういった会話をきっかけに、環境意識を育てるチャンスにもなります。
また、コップを使うことで洗面台が水浸しになりにくく、掃除の手間が減るというメリットも。親子で取り組む“生活の見直し”として、ぜひ今日から始めてみてください。
実践のコツと注意点

- 歯磨き前にコップに水を用意しておくと、流しっぱなしを防げる
- 習慣化するために、コップの定位置を決めておくと◎
- 家族で同じコップを使いまわさず、清潔さも保つ工夫を
まとめ
- 歯磨きで口をゆすぐときの“出しっぱなし”は、意外と水道代に響く
- コップ1杯で済ませるだけで、節約効果が大きい
- 習慣にしてしまえば、ストレスもゼロ
- 子どもへの節水教育にも効果的
- 小さな工夫で、家計も地球も守れる
毎日のことだからこそ、ちょっとの見直しが大きな違いになります。
「どうせたいしたことないでしょ?」と感じるかもしれませんが、1日2回、365日、家族全員分となれば、かなりの水とお金を節約できるはず。
今日からあなたの家でも「コップ歯みがき」、始めてみませんか?
※水の使用量はご家庭の水圧や使用状況によって異なります。節水効果については個人差があります。