暑い季節に大活躍する野菜、きゅうり。サラダや酢の物などに手軽に使える一方で、「すぐ傷む」「安かったので大量に買って余ってしまった」といった悩みもつきものです。
そんなときに試してほしいのが、きゅうりの冷凍保存。

意外に思われるかもしれませんが、冷凍することで保存期間がのび、和え物などにも手軽に使える優秀なストック食材になります。
今回は、きゅうりの冷凍方法とその活用法、注意点までまとめてご紹介します。
冷凍方法はとてもシンプル
きゅうりを冷凍する手順はとても簡単です。
1)きゅうりをよく洗い、水気を軽くふき取ります。

2)そのままポリ袋に入れ、しっかり空気を抜いて口を閉じます。

3)冷凍庫に入れて1日以上保存すればOK。

冷凍したきゅうりの保存期間は冷凍庫内の温度管理にもよりますが、約1ヶ月保存が可能です。
ただし、それ以上経つと冷凍焼けを起こし、風味が落ちてしまうため、1ヶ月を目安に使い切るのがおすすめです。
解凍後はすぐ使える!サクサク切って和えるだけ
冷凍したきゅうりは、調理前に15分ほど室温に置くと、包丁でサクッと切れるようになります。

切ったあとは水分が多く出るため、しっかりと水気を絞るのがポイント。
ここで驚くのが、塩もみ不要でも十分柔らかく、和え物に使いやすい状態になること。

ポン酢+ごま油、めんつゆ+炒りごまなどで和えるだけで、簡単に副菜が完成します。忙しいときのもう一品にぴったりです。
冷凍きゅうりのうれしいメリット
冷凍することで得られるメリットは意外と多くあります。
- 塩もみを省けるため、塩分の調整がしやすくなる
- 時間を置かず、切ってすぐ調理可能
- 生のきゅうりの塩揉みと食感の違いはややあるが、和え物にすると気になりにくい
特に減塩中の方や、すぐ一品作りたいときには重宝する保存法です。
注意点もチェック!
便利な冷凍きゅうりですが、いくつかの注意点もあります。
- 解凍後はとても冷たいので、手で絞るときは低温やけどに注意
- 一度冷凍されたものは時間を置いて食べるのに向かないため、お弁当には不向き
- 作り置きはせず、切って和えたらすぐに食べるのがおすすめ
水分が多いため、解凍したら日持ちはしません。冷凍→解凍→調理→即食べる、が理想的な流れです。
まとめ

- きゅうりは冷凍保存で約1ヶ月持ち、無駄なく使い切れる
- 解凍後は塩もみ不要で、すぐに和え物として使える
- 減塩や時短に役立ち、忙しい日々の味方になる
ちょっとした工夫で、いつものきゅうりがもっと便利に使えるようになります。冷凍きゅうり、ぜひ試してみてくださいね。
※本記事は一般的な家庭向け調理法をご紹介するものであり、すべての状況においての品質・衛生・栄養効果を保証するものではありません。実際の調理・保存はご家庭の環境に合わせてご判断ください。