煮物、汁物、コロッケ、揚げ物まで幅広く使える里芋。家庭の定番野菜ですが、「買ってみたら中が傷んでいた…」「煮ても固いまま…」といったハズレを引いた経験、意外と多いんです。

実は、里芋は外見と手触りだけで“鮮度がわかる”野菜。元スーパーの店員だった私が、初心者でもすぐ実践できる「おいしい里芋の見抜き方」をわかりやすく紹介します。
ポイント1:持った瞬間に“軽い”里芋は要注意!

里芋は収穫後も少しずつ水分が抜けていきます。
新鮮なものほど水分をしっかり含んでいて、持つとずっしり重みがあるのが特徴。
反対に、
- 乾燥して軽い
- 表面がカサカサしている
こうした里芋は水分が抜け、煮ても美味しくならないことが多いです。
迷ったら“重い袋”を選ぶのがコツ
パック売り・袋売りの場合は、袋ごと軽く持ち上げてみると違いがすぐにわかります。同じ量でも、質の良い里芋はしっかり重いですよ。
泥付きは鮮度キープに有利
泥は乾燥を防ぐ“天然のコート”のような役割。
泥付きのものは水分が抜けにくく、保存性も高いためおすすめです。
ポイント2:割れ・深い傷は食べる部分が減るサイン

里芋を選ぶときは、表面を一周ぐるっとチェックしてみましょう。
特に注意したいのが、
- 割れが入っているもの
- 傷があるもの
こういった傷は、内部まで影響している場合があり、調理の際に大きく削り落とす必要があります。結果として可食部が少なく、割高になってしまうんです。
さらに、傷や割れのある部分は繊維が固くなりやすく、煮ても柔らかくなりにくいことが多い点もデメリット。
見栄えが少し悪い程度なら問題ありませんが、深い割れや傷があるものは避けるのがおすすめです。
ポイント3:軽く押して“柔らかい”里芋はアウト

外見がキレイでも、触ると柔らかい里芋は要注意。
- 里芋を押すとへこむ
- 全体に柔らかい
こうしたサインがあれば、腐り始めている可能性が高いです。
里芋は本来、表面がしっかり硬く、適度なハリがある状態がベスト。
柔らかさを感じたら迷わず避けましょう。
まとめ:おいしい里芋は“重い・きれい・硬い”の3拍子!

失敗しない里芋選びは、とてもシンプルです。
- 重い
- 傷や割れが少なくキレイ
- 触ると硬い
たったこれだけで、家庭の煮物がぐっとおいしくなります。
特にこれからの季節は里芋が美味しくなる時期。
選び方を知っているだけで、仕上がりも味わいも驚くほど変わりますよ。
スーパーで見かけたら、ぜひ今日から実践してみてくださいね。

