「梅シロップって、何日も漬けるイメージ…」
そんな方にこそ試してほしいのが、冷凍&加熱を活用してその日のうちに楽しめる“時短レシピ”です。
材料は「梅」と「はちみつ」だけで、梅仕事が初めての方でも取り組みやすいのが魅力。

今回は、爽やかな甘酸っぱさが広がる簡単・時短の梅シロップの作り方をご紹介します。
材料(作りやすい分量)
- 青梅 … 300g
- はちみつ … 300g ※梅とはちみつは1:1が基本。甘さはお好みで調整可能です。
作り方
1)梅を洗い、ヘタを取る

たっぷりの水で梅をやさしく洗い、爪楊枝でなり口(ヘタ)を取り除きます。
2)水気をしっかりふき取る

キッチンペーパーで1粒ずつ丁寧に拭き取り、表面の水分をしっかりと取ります。
3)冷凍する

冷凍用ポリ袋に入れて冷凍庫へ。6時間以上凍らせると、繊維が壊れやすくなり、エキスの抽出が早まります。
4)材料を鍋に入れる

ホウロウや耐酸性の鍋に冷凍梅とはちみつを入れます。
5)鍋で加熱する

弱火でじっくり加熱します。沸騰させないよう注意しながら、はちみつが溶けてきたら優しく混ぜます。
6)アクを取る

加熱中に浮いてくるアクは、スプーンなどですくって取り除きます。
6)あら熱が取れたら保存&すぐに使える

火を止めて粗熱を取り、消毒済みの保存瓶に移します。粗熱が取れたら、その日のうちからシロップとして楽しめます。
味わいと使い方

できたての梅シロップは、甘酸っぱくて爽やか。炭酸水で割って梅ソーダに、冷水やお湯で割ってドリンクとしてもおすすめです。
かき氷やヨーグルト、アイスのトッピングにもぴったりです。
よくある質問(FAQ)
Q:なぜ加熱する必要があるの?
→青梅には、有害物質に変わる可能性のあるアミグダリンという成分が含まれています。加熱することでこの成分は分解・無毒化され、安全に楽しめます。
Q:保存はどうする?
→ 私は冷蔵で保存し、1〜2週間で飲みきっています。
Q:保存容器は消毒しないとダメですか?
→ できる限り消毒することをおすすめします。梅やはちみつは糖分が多く雑菌が繁殖しやすいため、保存容器を煮沸消毒またはアルコール消毒しておくことで、カビや劣化を防ぎ、安心して保存できます。
注意点とコツ
- 鍋はホウロウなど、酸に強い素材を使用しましょう。
- 梅は新鮮で傷んでいないものを選びましょう。
- 保存瓶は煮沸またはアルコールで消毒し、粗熱が取れてから移しましょう。
まとめ

- 冷凍と加熱で、梅シロップがその日のうちに使える状態に仕上がる
- 材料は「梅」と「はちみつ」だけ
- ドリンクやデザートにも活用できる万能シロップ
「梅仕事は大変そう…」と感じていた方も、この方法なら気軽にチャレンジできます。
今年は、手軽でおいしい“時短梅シロップ”をぜひ試してみてくださいね。
※本記事の内容は一般的な家庭調理に基づくものであり、すべての環境において同様の結果を保証するものではありません。味や出来上がりには個人差があります。体質や体調に不安がある場合、小さなお子さまやご高齢の方に提供する場合は、内容をご自身で十分ご確認のうえ、自己責任にて判断・対応いただきますようお願いいたします。