食費は日々の暮らしの中でも、気づかぬうちにかさんでしまう支出のひとつです。かつてスーパーの青果売場で働いていた私も、毎月の食費が想像以上にふくらんで悩んだ時期がありました。
そんな中、節約のために見直したのが「いつも何気なく買っている食材」。

どれも便利でおいしく、生活を豊かにしてくれる存在ではありますが、今回は“貯金を優先するためにあえて買い控えているもの”を紹介します。
1)惣菜

手軽でおいしいスーパーの惣菜は、忙しいときの味方です。ただし、自炊と比べると1食あたりのコストは高くなりがち。
私も疲れているときは利用することがありますが、時間に余裕があるときは自炊に切り替え、作り置きで無駄な出費を抑えるようになりました。
2)甘いドリンク

ジュースやフレーバー付きの飲料はリフレッシュにぴったりで、気分転換にもなります。ただ、毎日購入すると月に数千円になることもあり、今は自宅で麦茶やお茶を作るようにしています。
「特別なときに楽しむ」に切り替えるだけでも節約効果は大きいと感じました。
3)スナック菓子

スナック菓子は手軽なおやつとして重宝しますが、気づかぬうちにかごに入れてしまいがち。買わないようにすると間食の回数が減り、健康面でもプラスに。
もちろん、友人との集まりなどで楽しむこともありますが、日常的には控えるようになりました。
4)ドレッシング

市販のドレッシングは味のバリエーションが豊富で便利です。しかし、何種類も揃えると使いきれずに余らせてしまうことも。
私は今、家にある酢や油、しょうゆで簡単な手作りドレッシングを作ることで、コスト削減と食品ロスの予防を両立しています。
5)珍しい調味料

エスニック料理やスパイス料理に欠かせない調味料は、料理の幅を広げてくれます。ただ、使いどころが限られがちで、出番が少ないまま賞味期限を迎えることも。
今は、必要なときにだけ買うようにし、普段は基本の調味料を工夫して使うようにしています。
まとめ
- 買うのが当たり前と思っていた食材を見直すことで、出費の優先順位が明確になる
- 手放したことで、健康的な習慣が身につくこともある
- 節約は「我慢」ではなく、「自分にとって本当に必要なものを選ぶこと」
どの食材も生活にうるおいや楽しさを与えてくれるものです。だからこそ、完全にやめるのではなく、自分の優先順位に応じて「買う」「控える」を選べるようになると、無理なく貯金につながると感じています。
※本記事は筆者の体験と考え方に基づくものであり、すべての方に当てはまるものではありません。食材の選び方はライフスタイルや価値観に応じてご判断ください。