「浴室の“ある習慣”がカビを育てやすくする?」見直したいNG行動3つ →「知らずにやってた」「今日から改善します」

浴室は毎日お湯を使う場所であり、湿気がたまりやすい空間です。「きちんと掃除しているから大丈夫」と思っていても、気がつくと壁や床、天井のすみに黒っぽいカビが…ということはありませんか?

実は、カビが発生しやすい背景には、普段意識していないような日常の習慣が関係している可能性があります。

今回は、ついやってしまいがちな浴室のNG習慣と、それを防ぐための具体的な対策をご紹介します。習慣を少し見直すことで、カビの発生リスクを減らす手助けになりますので、ぜひチェックしてみてください。

NG行動①:浴室のドアを“完全に閉めている”

入浴後に浴室のドアを閉めたままにしておくと、通気口がない構造の場合は湿気が逃げにくくなることがあります。その結果、室内の湿度や温度が下がりにくくなり、カビが好む環境が持続しやすくなる可能性があります。

特に冬場など気温が低い時期は、室内外の温度差で結露が起きやすく、それがカビの原因となる場合もあります。

【対策】

浴室に通気口がない場合は、入浴後にドアを5〜10cmほど開けておくことで空気の流れを作ることができます。換気扇と併用することで、湿気がこもるのを防ぐ効果が期待できます。

NG行動②:お風呂の床を水で流すだけで終えている

入浴後にシャワーで床を流すのは清掃の基本ですが、水だけでは皮脂汚れや石けんカスが残ることがあります。これらは、長時間湿った状態が続くと、ぬめりやカビの原因のひとつになることが指摘されています。

特に床の四隅や排水口まわりは水が残りやすいため、こまめな対処が望ましいとされています。

【対策】

入浴後は、床の水分をワイパーや雑巾で取り除き、水気を残さないようにすると衛生的です。時間があるときには、スポンジで軽くこすって汚れを落とすのも効果的とされています。

NG行動③:換気扇を“短時間だけ”しか回さない

換気扇を使用していても、運転時間が短いと浴室内に湿気が残ってしまうことがあります。とくに気密性の高い住宅では、湿気が抜けにくいこともあり、注意が必要です。

10〜20分程度の換気では、湿度が十分に下がらないこともあるため、カビのリスクを下げるためには長めの換気が勧められています。

【対策】

換気扇は2時間以上を目安に、可能であれば一晩中運転すると効果的とされています。また、浴室に湿度計を設置して、湿気の残り具合を確認するのも有効な方法です。

まとめ

記事の要約!
  • 通気口のない浴室では、ドアを少し開けて換気を助けると効果的
  • 床の水分はしっかり拭き取り、余裕があれば軽くこすり洗いをする
  • 換気扇はなるべく長時間稼働させ、湿気の残留を防ぐ

浴室は毎日使う場所だからこそ、ちょっとした習慣の見直しが、清潔な状態を保つうえで役立ちます。「またカビが…」とならないために、自宅の環境に合わせた対応を心がけてみてはいかがでしょうか。

*本記事は一般的な衛生管理の参考情報として作成しています。内容の効果は環境により異なる場合があります。

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