夏の暑い日には、冷たい飲み物を持ち歩ける「ステンレス水筒」が欠かせませんよね。保冷力も高く、エコで経済的。ただし、便利な反面、使い方を間違えると健康や衛生面でリスクになることもあるんです。

今回は、とくに夏に注意したいステンレス水筒の「NGな使い方3つ」をご紹介します。
NG①:スポーツドリンクを長時間入れっぱなしにする

汗をかく季節にぴったりなスポーツドリンクですが、水筒に長時間入れっぱなしにするのはNGです。
というのも、スポーツドリンクには塩分(ナトリウム)や酸(クエン酸など)が多く含まれており、これが水筒の内側の金属と反応して腐食やサビの原因になることがあります。
一見きれいに見えても、内部で劣化が進むと、金属の成分が溶け出してしまうことも。健康面にも悪影響を及ぼす可能性があるため、スポーツドリンクを入れる場合は取り扱い説明書を確認してください。
NG②:前日の飲み物をそのまま入れっぱなしにする

「まだ残ってるから明日も飲もう」と、中身をそのまま放置するのも危険な使い方の一つです。
特に夏場は、ステンレス水筒の中で雑菌が短時間で増殖することがあります。冷房の効いた部屋に置いていたつもりでも、内部は湿度が高く、菌が好む環境が整ってしまうんです。
においやぬめりが出るだけでなく、雑菌が増えることで食中毒につながる可能性もあります。衛生面の不安を避けるためにも、前日の残りは飲まずに処分するのが安心です。
NG③:洗わずに何度も使い回す

「昨日はお水だけだから大丈夫」と洗わずに再利用するのもNGです。
たとえ水しか入れていなくても、口をつけた時点で菌が入り込んでいます。しかも、夏場は温度も湿度も高く、菌が繁殖しやすい条件がそろっているため、数時間の放置でも雑菌が繁殖する可能性があります。

毎回使い終わったら、パッキンまでしっかり外して洗うのが理想です。見えない部分にぬめりがたまると、においの原因にもなります。
まとめ
- スポーツドリンクを長時間入れっぱなしにする
- 前日の飲み物を放置して再利用する
- 洗わずにそのまま使い続ける
夏場は特に、衛生と健康への意識が大切な季節。毎日のちょっとした習慣が、快適で安全な水筒ライフにつながります。あなたの水筒の使い方、今一度見直してみませんか?
※本記事は一般的な使い方の注意点を紹介したものであり、すべての水筒に当てはまるわけではありません。ご使用の際は、必ず各製品の取扱説明書をご確認ください。