「どうしても毎月の食費がかさむ…」
そう感じたとき、まず見直すべきは日々の買い物習慣です。私自身、スーパーでの勤務経験を活かしながら、10年以上かけて無理なく実践できる「節約につながる買い物術」を見つけてきました。

どれも難しいことではありません。ですが、続けることで食費を抑えやすくなると実感している習慣ばかりです。
1)1週間の献立をメイン料理だけ立てておく

献立は、細かく決める必要はありません。
たとえば「月曜はカレー、火曜は豚汁、水曜は餃子」といった具合に、メイン料理だけをざっくりと決めておくだけで十分です。これだけで買い物がぐっとスムーズになります。
副菜については、スーパーで安く手に入る野菜を使えばよいと割り切ることで、献立を考える負担が減り、気持ちにもゆとりが生まれます。
また、スーパーで特売品を見つけても「何を作ろう?」と悩んで余計なものを買ってしまう…という事態を防げます。
ポイントは、「完璧を目指さない」こと。予定がずれても問題なし。大まかな方針があるだけで、買い物の効率が大幅にアップします。
2)必要な食品をリストアップする

なんとなくスーパーへ行くと、ついつい目についたものをカゴに入れてしまいがち。
そこでおすすめなのが、買い物前に必要な食材をメモしておくことです。
リストがあると、買い忘れや二重購入を防げるだけでなく、「今日はこれだけ買えばいい」と気持ちもブレにくくなるのが大きな利点。
紙でもスマホでも構いません。リストに沿って買い物するだけで、無駄買いがグッと減ります。
3)リストの食材が高ければ、別の献立に変更する柔軟さを

買い物リストがあるとはいえ、実際にスーパーへ行ってみたら、目的の食材が高いこともあります。
そんなときは無理に買わず、「じゃあ今日は別の料理にしよう」と柔軟に対応するのが節約のコツ。
たとえば、鶏むね肉が高ければ豚こまに変更する、キャベツが高ければもやしや白菜で代用するなど。
“その日の特売品で献立を微調整”する力こそ、買い物上手への近道です。
まとめ
- 献立はざっくり立てて買い物の軸をつくる
- 事前にリスト化して無駄買いを防ぐ
- 高い食材は無理に買わず、代用で乗り切る
この3つを意識するだけで、無理なく自然と食費を抑えやすくなります。
慣れるまでは少し手間に感じるかもしれませんが、長い目で見ると家計にやさしい習慣として定着していきます。日々の買い物に取り入れてみてはいかがでしょうか。
※本記事は筆者の個人的な経験に基づいて作成されています。効果には個人差がありますので、参考の一つとしてご活用ください。