「箱で買ったリンゴ、食べてみたら甘味がなくてボケた味だった…」
そんな経験はありませんか?

せっかく買ったリンゴが甘くないと、テンション下がるなぁ…。

そんな時こそ、このレシピの出番!魔法みたいに美味しくなるから任せておいて。

せっかく買ったのに、美味しくないからといって余らせてしまうのはもったいないですよね。
今回は、元スーパーの青果担当として野菜・果物を扱ってきた私が、そんな「甘くないりんご」を驚くほど美味しいスイーツに変身させる「救済レシピ」をご紹介します。
使う材料はたったの2つ。お鍋も水も使いません。
電子レンジだけでしっとり甘く仕上がる、とっておきの方法です。
プロのひと手間:水は加えず「砂糖の力」を借りる
通常のコンポート(煮りんご)は水と砂糖で煮ることが多いですが、このレシピでは「水」を一滴も使いません。
ポイントは、加熱前に「砂糖をまぶして待つ」こと。
砂糖の浸透圧でりんご自身の水分を引き出し、その水分だけで加熱することで、味が薄まらず、りんご本来の風味が凝縮された濃厚な仕上がりになります。
わかりやすく図解にしてみました!

品種は「サンふじ」など、普段手に入るものでOK。味がイマイチなりんごこそ、この調理法で輝きますよ!

えっ、お水入れなくていいの?焦げたりしない?

砂糖の力でリンゴから水分が出るから大丈夫。水っぽくならず、味が濃厚になるんだよ。
材料(作りやすい分量)
- りんご:1個(品種は何でもOK)
- グラニュー糖:30g(甘さはお好みで調整してください)

材料これだけ?買い物行かなくて済むね!

思い立ったらすぐ作れるのが、このレシピの良いところだね。
作り方
1. りんごを切る
りんごを4等分にカットし、皮を剥いて芯を取り除きます。
さらにそれぞれを半分に切り、8等分にします。
(※りんごが大玉の場合は、火の通りを均一にするため12等分にするのがおすすめです)

2. 砂糖をまぶす
食品用ポリ袋に切ったりんごを入れ、グラニュー糖を加えます。袋を振ったり揉んだりして、全体に砂糖をまんべんなく行き渡らせます。

袋を使うと洗い物も少なくて楽チンだね〜。

手も汚れにくいし、砂糖も全体にまぶしやすいから一石二鳥だよ。


3. 【重要】15分ほど放置する
ここが一番のポイントです!
すぐにレンジに入れず、15分ほど置いてください。
時間が経つと、浸透圧によってりんごから水分がじわじわと出てきます。

すぐチンしちゃダメなの?待ちきれないよ〜。

この「15分」が一番大事!じわっと水分が出てくるまで、少し我慢してね。
4. レンジで加熱(1回目)
大きめの耐熱皿に、りんごが重ならないように並べます(袋に残った水分もかけてください)。
ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで5分加熱します。

5. レンジで加熱(2回目)
一度取り出し、りんごをひっくり返します。
再度ラップをかけ、さらに600Wで4分加熱します。

6. 完成の見極め方
りんご全体に透明感が出て、くたっとした状態になれば完成です。
生の状態とは違い、竹串や爪楊枝がスッと抵抗なく入ればOKです。

いい匂いがしてきた!もう食べていい?

竹串がスッと入ればOK!透明感が出てきたら美味しさの合図だよ。

アレンジと保存方法

出来上がった熱々を食べるのも美味しいですが、粗熱を取って冷蔵庫で冷やすと、より味が馴染んでデザート感が増します。
- そのままパクっと: 小腹がすいた時のおやつに。
- 朝食にプラス: ヨーグルトのトッピングに相性抜群。
- リッチなアレンジ: お好みでシナモンを振ったり、冷凍パイシートに包んで焼けば「即席アップルパイ」のフィリングとしても大活躍します。
【保存について】
保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、3日以内を目安に食べ切ってくださいね。
まとめ

- 甘くない「ハズレりんご」の救済に最適
- コツは「砂糖をまぶして15分待つ」だけ
- 水を一滴も使わず、レンジだけで完成
- ヨーグルトやアップルパイのフィリングにもアレンジ自在
もし買ったリンゴが甘くなくても、ガッカリする必要はありません。

これなら「ハズレりんご」に当たっても怖くないね!

むしろ「ハズレこい!」って思っちゃうかもね(笑)。
これからは「美味しいリンゴのコンポートを作るチャンス!」とポジティブに捉えて、ぜひこの手軽なプロの技を試してみてくださいね。
