冬になると甘みが増して、鍋・炒め物に大活躍する白菜。ただ、「根元に泥が入り込んで洗いにくい…」と感じたことはありませんか?
スーパーで働いていたころも、お客様からよく同じ相談を受けていました。

白菜って、根元の泥が全然落ちないんだよね…。結局、下の部分を大きく切り落としちゃう。


それはもったいないよ。実はね、“最初の手順”を変えるだけで、キレイにできるんだ。

そんな方法があるなら知りたい!
ここから、元スーパー青果担当として、誰でも簡単にできる洗い方と保存のコツを丁寧に解説していきます。
芯を切り落とすだけで洗いやすくなる理由
白菜は葉がぎゅっと重なり、根元がしっかり閉じています。これは内側の葉を寒さや泥から守るための“天然のガード”。
ただその構造ゆえ、泥は葉の奥まで入り込みやすく、一見すると落としにくく感じます。

確かに、丸ごと洗っても奥のほうが残っちゃう…。

だからこそ、最初に“芯を少し切り落とす”のがポイント。葉が自然にバラけて、1枚ずつ洗えるようになるんだよ。
芯を落とすだけで泥落ちがスムーズになり、時間も手間もぐっと減ります。
プロが教える泥が落ちる“正しい洗い方”
白菜の汚れやすさは構造上の特徴です。しかし、洗い方を工夫すれば驚くほど簡単。
手順はシンプル
1)芯を斜めに切り落とす

2)葉を根元からやさしくはがす

3)1枚ずつ流水で洗う(白い軸の溝を丁寧にこする)

4)漬物や炒め物のときには、キッチンペーパーでしっかり水気を拭く(鍋や煮物に使うときは拭き取りは不要です。)

1枚ずつ洗うなんて手間に感じるけど、丸ごと洗うより早いかも。

そう。奥に溜まった泥まで確実に流せるから、結果的にずっとラクだよ。
白い軸部分は溝が多く、泥が残りやすいので少し意識して洗うと清潔に保てます。
カット白菜を“長持ち”させる保存術
正しく保存すると、日持ちが3〜5日ほど伸びることがあります。
冷蔵庫では「立てて」保存

畑で育っていた向きに近い状態にすると、呼吸が安定し、劣化がゆっくり。

立てるだけでそんなに変わるんだね!

白菜は呼吸の仕方が変わるから、向きって意外と大事なんだ。
さらに長持ちさせたい時は、冷凍もおすすめ!

- 白菜の芯を切り落として、キレイに洗います。
- お好みの大きさにカットして、ジップロックにいれます。
- あとは冷凍庫で入れて保存します

1ヶ月ぐらいを目安に食べきるのがおすすめ!

下処理も済んでいるから調理の時短にもなるね!
ただし、食感が少し悪くなるので、その点だけは理解して活用してくださいね。
外葉は実は“栄養たっぷり”の優秀パーツ
硬いから捨てる、という声も多い外葉。
実は、日光を一番受ける部分なので、ビタミンCやカロテンなどの栄養が内側より豊富。
煮込み料理や味噌汁、スープの具にすると、硬さも気になりません。


外葉って捨てがちだったけど、そんなに優秀だったんだ…!

うまく使えば、食材のロスも減らせるよ。
まとめ
白菜は少しの工夫で、洗いやすく・おいしく・長持ちします。
泥が入りやすいのも“外葉が守ってくれている証拠”。
構造を理解しておくと、正しい洗い方にも納得が生まれ、キッチンでのストレスがぐっと減ります。

日常のちょっとした知識が、家事をラクにしてくれる。今日から白菜をもっと気楽に使ってね。

これなら迷わず洗える!やってみるよ!
だからこそ、食材の特徴を理解して、毎日の料理をもっと楽しんでいきましょう。
